セキュリティがクラウドベンダー選定の最重要決定要因に ── 可用性やコストを上回る
Alibaba Cloud 2023年5月24日
アジア全域の調査で、クラウド導入企業は運用効率の向上を実感する一方、従業員トレーニングの強化が必要と判明
企業の 9 割がクラウドベンダーのサービスは期待どおり、またはそれ以上と回答
中国・杭州、2023年5月24日 ── Alibaba Group のデジタルテクノロジーとインテリジェンスの基盤である Alibaba Cloud が委託した調査によると、アジア企業がクラウド戦略やクラウドベンダーを選定する際、セキュリティが最重要事項であることが明らかになった。
「The Next-Generation Cloud Strategy in Asia」調査は、現在クラウドを利用しているアジア 8 市場の 1,000 組織から回答を得た。回答者は、現在の戦略を選んだ最大の理由としてセキュリティを挙げた(プライベートクラウド:74%、ハイブリッドクラウド:70%、パブリッククラウド:58%)。
クラウドベンダーの選定においては、全回答者の 3 分の 2 以上(69%)がセキュリティを最も重要な検討事項と回答し、可用性(58%)やコスト(55%)を上回った。
クラウドベンダー選定におけるセキュリティ重視の傾向は、市場や業界を問わず一貫しており、フィリピン(85%)、インドネシア(82%)、タイ(78%)で特に顕著であった。製造、メディア&テレコミュニケーション、金融サービスなどの業界でも同様の傾向が見られた。2021年に発表された前回の調査1でも、回答者の過半数(58%)がクラウドベンダーを選ぶ最大の理由として「セキュリティ認定」を挙げている。
「Alibaba Cloud では、クラウド導入におけるセキュリティの重要性を最優先に考えています。サイバーセキュリティインシデントが企業規模を問わずビジネスに与えうる影響を理解しているからこそ、アジア全域の企業の具体的なニーズに合わせた包括的なセキュリティソリューションを幅広く提供し、データ、アプリケーション、インフラの保護を支援しています」と Jiangwei Jiang, Senior Researcher and General Manager of Infrastructure Products, Alibaba Cloud Intelligence は述べた。「グローバルでは 130 以上のセキュリティおよびコンプライアンス認証を取得しており、業界をリードするセキュリティソリューションで資産が保護されているという安心感のもと、企業が自信を持ってクラウドを活用できるよう、必要なツールとリソースを提供することを使命としています」
セキュリティ以外では、従業員トレーニングの不足(プライベートクラウド:42%、パブリッククラウド:37%)や予算不足(プライベートクラウド:36%、パブリッククラウド:36%)が、効果的なクラウド戦略の実施における主な障壁となっている。
Alibaba Cloud は、アジア全域で普及するクラウド戦略の導入状況をより深く理解するため、グローバル市場調査会社 NielsenIQ に本調査を委託した。
クラウド導入による運用効率の向上
回答者は、導入した戦略の種類にかかわらず、クラウド導入の最大のメリットとして「運用効率の向上」を挙げた(ハイブリッドクラウド:71%、パブリッククラウド:62%、プライベートクラウド:60%)。
パブリッククラウドユーザーは、事業継続性の向上(47%)、リモートワーカーのサポート強化(45%)、セキュリティとリスク管理の改善(44%)も、クラウド導入のメリットとして挙げている。
「アジアの企業がローカルサポートを備えた信頼性の高い安全なクラウドソリューションを求めるなか、Alibaba Cloud はこうしたニーズに応える最適なポジションにあります。強力なローカル専門知識により、社内リソースを補完する形でお客様を支援しています。さらに、人材育成にも注力しており、クラウドソリューションのメリットを最大限に引き出すために必要なトレーニングとリソースを提供しています。小売から金融、物流からエンターテインメントまで、幅広い業界での豊富な経験と、現地市場や規制への深い理解、迅速な対応力もご活用いただけます」と Jiang は語った。
アジア拠点のクラウドベンダー、ユーザーの期待を上回る
調査によると、最大の割合を占める企業(38%)がリージョナル / アジア拠点のベンダーを利用している。前回の調査からの改善として、圧倒的多数(91%)の企業がクラウドサービスの利用体験が期待どおり、またはそれ以上であったと報告しており、アジアで提供されるクラウドサービスの高い品質が実証された。
タイでは、特に高い割合の企業(64%)がリージョナル / アジア拠点のベンダーを選んでおり、韓国ではより多くの回答者(56%)がローカルベンダーを利用している。
業界別では、製造(42%)の企業がリージョナル / アジア拠点のベンダーを利用する傾向がある一方、小売(45%)と公共部門(45%)の回答者はローカルベンダーを好む傾向が見られた。
1 「The Role of Cloud in Asia and Confidence in Asian Innovation Survey」は、Alibaba Cloud が委託し、独立した調査機関が実施したもので、各地域の企業がクラウドソリューションをどのように感じ、利用し、現地のイノベーションをどのように見ているかをより深く理解することを目的としている。香港 (中国)、マレーシア、シンガポール、インド、インドネシア、フィリピンのアジア 6 市場から 1,000 以上の企業が、2020年11月に配布されたアンケートに回答して本調査に参加した。
調査について
本調査は 2022年9月末から10月初旬にかけて実施され、アジア 8 市場(香港 (中国)、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイ、日本、韓国)で現在クラウドサービスを利用している中小規模から大規模の組織に所属する 1,000 名のクラウド戦略意思決定者から、オンラインアンケートを通じてフィードバックを収集した。回答者は、金融サービス、ゲーミング、インターネット&テクノロジー、製造、メディア&テレコミュニケーション、公共部門、小売など、幅広い業界を代表している。
Alibaba Cloud について
Alibaba Cloud (www.alibabacloud.com) は、2009年に設立された Alibaba Group のデジタルテクノロジーとインテリジェンスの基盤です。エラスティックコンピューティング、データベース、ストレージ、ネットワーク仮想化サービス、大規模コンピューティング、セキュリティ、管理およびアプリケーションサービス、ビッグデータ分析、機械学習プラットフォーム、IoT サービスなど、世界中のお客様に包括的なクラウドサービスのスイートを提供しています。IDC によると、Alibaba は 2018年以降、世界第 3 位のパブリッククラウド IaaS サービスプロバイダーとしての地位を維持しています。Gartner によると、Alibaba は 2018年以降、米ドルベースの収益で世界第 3 位、アジア太平洋地域で首位の IaaS プロバイダーです。
