ディメンションは、統計分析の対象となるオブジェクトを表し、通常は客観的に存在するエンティティです。Dataphin は、Ralph Kimball のディメンショナルモデリングの原則に基づき、トップレベルの観点からビジネスエンティティ、つまりマスターデータの存在と一意性を標準化します。これらのディメンションは、その組み合わせとともに、派生指標の統計の粒度を定義します。たとえば、トランザクションプロシージャ分析では、購入者、販売者、製品、時間などのディメンションがトランザクション環境を表します。このトピックでは、論理ディメンションテーブルの概要について説明します。
前提条件
論理ディメンションテーブルを作成するには、ビジネスエンティティの作成が完了している必要があります。詳細については、「ビジネスエンティティを作成および管理する」をご参照ください。
論理ディメンションテーブルの構成エントリ
Dataphin ホームページで、トップメニューバーの [開発] をクリックします。
以下に示す操作ガイドを使用して、[論理ディメンションテーブル] 構成ページに移動します。

論理ディメンションテーブルを構成する
Dataphin は、構成ページで作成できるさまざまなタイプの論理ディメンションテーブルをサポートしています。タイプとその説明は次のとおりです。
論理テーブルタイプ | 説明 |
標準の論理ディメンションテーブルは、さまざまな属性を詳述することでエンティティオブジェクトを特徴付けます。 たとえば、メンバー論理ディメンションテーブルには、メンバー名、ID、メールアドレスなどの情報が含まれる場合があります。 | |
階層型論理ディメンションテーブルは、階層構造を持つディメンションテーブルの一種です。たとえば、地域階層論理ディメンションテーブルには、国や都道府県から市区町村までのレベルのデータが含まれる場合があります。 | |
列挙論理ディメンションテーブルは、列挙値を標準化し、それらをリストして列挙ディメンションオブジェクトを識別します。 たとえば、性別などのキーと値の構造を持つコードテーブルにすることができます。 | |
仮想論理ディメンションテーブルは、特定のビジネスエンティティまたは定義可能なデータ範囲ロジックがないディメンションオブジェクトを標準化します。 たとえば、訪問者や URL などです。 |