このトピックでは、パス状態について説明し、関連する例を示します。
概要
パス状態は、空のノードとして使用できます。また、パス状態をデータ前処理ノードとして使用して、入力を予期される出力に変換することもできます。たとえば、フローの定義を開始するときに、制御状態とパス状態を使用してフローロジックを計画およびデバッグし、タスクの状態を作成した後に、パス状態をタスクの状態に徐々に置き換えることができます。
次の表に、パス状態に含まれる属性を示します。
属性 | タイプ | 必須 | 説明 | 例 |
Name | string | はい | 状態の名前。 | my state |
Description | string | いいえ | 状態の説明。 | describe it here |
Type | string | はい | 状態のタイプ。 | Pass |
Next | string | いいえ | 現在の状態が完了した後に実行される次の状態。 End 属性が true の場合、この属性を指定する必要はありません。 | my next |
End | bool | いいえ | 現在のスコープを終了するかどうかを指定します。 | true |
InputConstructor | map[string]any | いいえ | 入力コンストラクター。 | 詳細については、InputConstructor をご参照ください。 |
OutputConstructor | map[string]any | いいえ | 出力コンストラクター。 | 詳細については、OutputConstructor をご参照ください。 |
例
次の例では、パス状態を定義しています。パス状態が実行された後、システムは JSON オブジェクト形式のオブジェクトを返します。 FieldA の値は 123 です。
Type: StateMachine
Name: my-wkfl
SpecVersion: v1
StartAt: Pass1
States:
- Type: Pass # パス タイプ
Name: Pass1
End: true
InputConstructor: # 入力コンストラクター
FieldA: 123