Log Service では、インターネットインフォメーションサービス (IIS) のログを収集し、インデックスを設定できます。 Log Service コンソールで必要な設定を指定できます。

このタスクについて

分析のニーズを満たすために、W3C 拡張ログ形式を使用することを推奨します。 この形式を使用するには、IIS マネージャーで [フィールドの選択] をクリックし、[標準フィールド] リストで [sc-bytes] および [cs-bytes] を選択します。W3C 拡張ログ形式の詳細については、「IIS アクセスログの分析」をご参照ください。

このトピックでは、IIS ログを収集する場合に Logtail を設定する方法について説明します。 ログ収集の設定手順の詳細については、「テキストファイルの収集」をご参照ください。

ログ収集の設定手順

  1. ログソースを選択します。
    [IIS テキストログ] をクリックします。
  2. Logtail を設定します。
    次の表で Logtail の設定項目の一覧を示します。
    設定項目 説明
    設定名 設定セットの名前には、小文字、数字、ハイフン (-)、アンダーバー (_) のみ使用できます。 先頭と末尾の文字が小文字または数字で、長さは 3~128 文字である必要があります。
    設定セットの名前は、作成後、変更することはできません。
    ログパス ログファイルのディレクトリおよび名前を指定します。
    • ログファイル名として、完全なファイル名またはワイルドカードを含むファイル名が使用できます。 ファイルの命名規則の詳細については、「ワイルドカードの一致」をご参照ください。
    • ログファイルの検索では、再帰的なディレクトリ照合を採用しています。 この照合方法を適用すると、指定したディレクトリおよびそのすべてのサブディレクトリの下にある指定したファイル名に一致するすべてのファイルがモニターされます。
      • 例 1: /apsara/nuwa/ …/*.log は、/apsara/nuwa ディレクトリおよびそのすべてのサブディレクトリの下にある、拡張子が.log のファイルがモニターされることを表しています。
      • 例 2: /var/logs/app_* …/*.log* は、次のディレクトリにある、ファイル名に .log が含まれるファイルがモニターされることを示します:app_* 形式およびこれらの一致するサブディレクトリのすべてのサブディレクトリに一致する /var/logs ディレクトリのサブディレクトリ。
      • 1 つのファイルは、1 つの設定セットによってのみ収集できます。
      • アスタリスク (*) および疑問符 (?) のみログパス内のワイルドカードとして使用できます。
    Docker ファイル 収集するログファイルが Docker コンテナーにある場合、内部パスおよびコンテナータグを設定できます。 Logtail は、コンテナーの作成および破棄を自動的にモニターし、タグに基づいてコンテナーのログをフィルターし、フィルターしたログを収集します。 詳細については、「コンテナテキストログ」をご参照ください。
    モード ログソースに対して [IIS テキストログ] を指定している場合、デフォルトモードは [IIS 設定モード] です。 モードは手動で変更できます。
    ログ形式 IIS サーバーのログ形式を選択します。
    • IIS: Microsoft の IIS ログファイル形式
    • NCSA: NCSA 共通ログファイル形式
    • W3C: W3C 拡張ログファイル形式
    IIS 設定 IIS 設定ファイルで指定されているログ設定セクションを入力します。
    • 指定したログ形式が IIS または NCSA の場合、システムで、対応するログ形式の一般的に使用される構文が自動的に入力されます。
    • 指定したログ形式が W3C の場合、構成ファイルで定義されているログ形式の構文を入力します。 詳細については、「手順 7」をご参照ください。
    IIS キー名 Log Service は、IIS ログのキーを自動的に読み取ります。
    解析失敗ログの破棄 解析に失敗したログを Log Service にアップロードするかどうかを指定します。
    • この機能を有効にすると、解析に失敗したログは Log Service にアップロードされません。
    • この機能を無効にすると、ログの解析に失敗した場合に生ログが Log Service にアップロードされます。
    最大モニターディレクトリの深さ ログソースからログが収集される場合に再帰的にモニターできるディレクトリレイヤーの最大数を指定します。 値の範囲は 0~1000 です。 値 0 は、ログパスで指定したディレクトリのみがモニターされることを示します。
  3. IIS 設定フィールドの指定
    1. IIS 設定ファイルを開きます。
      • IIS5 設定ファイル用デフォルトパス: C:\WINNT\system32\inetsrv\MetaBase.bin
      • IIS6 設定ファイル用デフォルトパス:C:\WINDOWS\system32\inetsrv\MetaBase.xml
      • IIS7 設定ファイル用デフォルトパス: C:\Windows\System32\inetsrv\config\applicationHost.config
    2. logFile logExtFileFlags フィールドを見つけて、フィールド名に続く引用符内のテキストをコピーします。
      IIS 設定ファイル
    3. [IIS 設定] フィールドにある引用符内にテキストを貼り付けます。
      IIS ログ収集の設定

設定を指定後、IIS ログの収集を開始できます。