分析ストアの既存データを削除する場合、または分析ストアのデータの保持期間を延長する場合は、UpdateTimeseriesAnalyticalStore 操作を呼び出して、分析ストアの Time To Live(TTL)構成を更新できます。分析ストアの TTL 構成を更新すると、Tablestore は、保持期間が TTL 値を超えるデータを分析ストアから非同期的に自動的に削除します。
前提条件
分析ストアが作成されていること。詳細については、「分析ストアを作成する」をご参照ください。
クライアントが初期化されていること。詳細については、「Tablestore クライアントを初期化する」をご参照ください。
使用上の注意
分析ストアの同期オプションは更新できません。
分析ストアの最小 TTL は 30 日(2,592,000 秒)です。
分析ストアを作成するときに、TTL が -1 に設定されていない場合、Tablestore は、保持期間が TTL 値を超えるデータを分析ストアから非同期的に自動的に削除します。 UpdateTimeseriesAnalyticalStore 操作を呼び出すことで、分析ストアの TTL を変更することもできます。
保持期間が TTL 値を超えるデータは無効なデータです。システムが無効なデータを削除していない場合でも、ユーザーはデータを読み取ることができなくなります。
TTL 値を小さくすると、分析ストア内のデータの有効期限が切れ、システムは対応する期限切れのデータを非同期的に削除します。
TTL 値を大きくすると、システムが古い TTL 値を超えるデータを削除しておらず、データの保持期間が新しい TTL 値以下の場合、データは引き続き読み取ることができます。
パラメータ
パラメータ | 説明 | |
timeseriesTableName | 時系列テーブルの名前。 | |
analyticalStore | analyticalStoreName | 分析ストアの名前。 |
timeToLive | 分析ストアのデータの保持期間(秒単位)。有効な値:-1(データの有効期限は切れない)または 2,592,000(30 日)以上の正の int32 整数。 分析ストアのデータの有効期限が切れないようにするには、timeToLive を -1 に設定します。 | |
例
次のサンプルコードは、test_timeseries_table 時系列テーブルに作成された test_analytical_store という名前の分析ストアの構成情報とデータの TTL を 30 日(2,592,000 秒)に更新する方法の例を示しています。
func UpdateTimeseriesAnalyticalStore(client *tablestore.TimeseriesClient) {
analyticalStore := tablestore.NewTimeseriesAnalyticalStore("test_analytical_store")
analyticalStore.SetTimeToLive(2592000)
req := tablestore.NewUpdateTimeseriesAnalyticalStoreRequest("test_timeseries_table", analyticalStore)
_, err := client.UpdateTimeseriesAnalyticalStore(req)
if err != nil {
log.Fatal(err)
}
}