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Tablestore:条件付き更新

最終更新日:Aug 23, 2025

Tablestore は条件付き更新をサポートしています。条件付き更新を使用すると、ターゲット行が指定された条件を満たす場合にのみ、その行のデータを更新できます。

機能概要

条件付き更新を使用すると、SQL WHERE 句またはオプティミスティック ロックに類似したメカニズムを実装できます。Tablestore では、条件付き更新は行の存在または列の値に基づいて行うことができます。

行存在条件

この条件は、ターゲット行がデータ テーブルに存在するかどうかを確認します。次の 3 つの条件がサポートされています。

  • 無視: 行の存在は確認されません。

  • 存在を期待する: ターゲット行がデータ テーブルに存在する場合、条件は満たされます。

  • 非存在を期待する: ターゲット行がデータ テーブルに存在しない場合、条件は満たされます。

列値条件

この条件は、ターゲット行の属性列の値が指定された条件を満たすかどうかを確認します。次の 2 種類の条件がサポートされています。

種類

サポートされる操作

説明

単一値条件

関係演算: 等しい、等しくない、より大きい、以上、より小さい、以下

  • 単一の属性列の値が条件を満たすかどうかを確認します。

  • ターゲット属性列が行に存在しない場合に条件が満たされるかどうかを指定します。デフォルトでは、条件は満たされると見なされます。

  • チェックする属性列のデータ バージョンを指定します。最新バージョンのみ、またはすべてのバージョンを確認できます。デフォルトでは、最新バージョンのみがチェックされます。

複合条件

論理演算: NOT、AND、OR

  • 行データが複合条件を満たすかどうかを確認します。

  • 複合条件のサブ条件は、単一値条件または別の複合条件にすることができます。

  • 最大 32 個の条件の組み合わせがサポートされています。

使用方法

条件付き更新は、SDK またはコマンドライン インターフェイス (CLI) を使用してのみ実行できます。

課金

条件付き更新を使用して行の存在と列の値を確認すると、ターゲット行データが読み取られます。この操作にはデータ読み取り料金が発生します。料金は標準のデータ読み取りと同じ方法で計算されます。詳細については、「課金概要」をご参照ください。