このトピックでは、hashコマンドを実行してローカルファイルのMD5またはCRC-64ハッシュを計算する方法について説明します。
ossutil V1.6.16以降の場合、コマンドラインでossutilをバイナリ名として直接使用できます。 システムに基づいてバイナリ名を更新する必要はありません。 V1.6.16より前のossutilの場合は、システムに対応するバイナリ名を指定する必要があります。 詳細は、「ossutilコマンドリファレンス」をご参照ください。
コマンド構文
ossutil hash localfile [--type=<value>]
次の表に、コマンド構文のパラメーターとオプションを示します。
パラメータ /オプション | 説明 |
localfile | ローカルファイルのフルパス。 |
-- type | ローカルファイルのハッシュを計算するために使用されるアルゴリズム。 有効な値: |
ローカルファイルをオブジェクトとして指定されたバケットにアップロードした後、CRC-64またはMD5ハッシュをクエリまたは使用する場合は、次の項目に注意してください。
statコマンドでは、
X-Oss-Hash-Crc64ecma
を指定してオブジェクトのCRC-64ハッシュを照会し、Content-Md5
を指定してオブジェクトのContent-MD5フィールド値を照会できます。 詳細は、「stat」をご参照ください。OSSでサポートされる前に、object Storage Service (OSS) にアップロードされたオブジェクトのCRC-64ハッシュをstatコマンドを使用して照会するCRC-64はできません。
statコマンドを使用して、追加アップロードまたはマルチパートアップロードを使用してアップロードされたオブジェクトのContent-MD5値を照会することはできません。
例
test.txt
という名前のローカルファイルのCRC-64ハッシュを計算します。ossutil hash test.txt --type=crc64 CRC64-ECMA : 295992936743767023
test.txt
という名前のローカルファイルのMD5ハッシュを計算します。ossutil hash test.txt --type=md5 MD5 : 01C3C45C03B2AF225EFAD9F911A33D73 Content-MD5 : AcPEXAOyryJe+tn5EaM9cw==