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Object Storage Service:hash (CRC-64 または MD5 の計算)

最終更新日:Nov 09, 2025

hash コマンドを使用して、ローカルファイルの MD5 または CRC-64 ハッシュを計算します。

重要

ossutil 1.6.16 以降では、オペレーティングシステムに関係なく、コマンドラインでバイナリ名として ossutil を使用できます。 1.6.16 より前のバージョンでは、オペレーティングシステムに対応するバイナリ名を指定する必要があります。 詳細については、「ossutil コマンドリファレンス」をご参照ください。

コマンド構文

ossutil hash localfile [--type=<value>]

次の表に、パラメーターとオプションを示します。

パラメーターまたはオプション

説明

localfile

ローカルファイルの完全なパス。

--type

データ計算のタイプ。 有効な値は次のとおりです。

  • md5: ローカルファイルの MD5 ハッシュを計算します。

    このパラメーターを md5 に設定すると、コマンドは MD5 ハッシュと Content-MD5 値の両方を返します。 Content-MD5 値は、Base64 でエンコードされた 128 ビットの MD5 ハッシュです。 Content-MD5 の詳細については、「RFC 1864」をご参照ください。

  • crc64 (デフォルト): ローカルファイルの CRC-64 ハッシュを計算します。 計算は CRC-64/XZ に基づいています。

ファイルを宛先バケットにアップロードした後、ファイルの CRC-64 および MD5 値に関する次の点に注意してください。

  • stat コマンドを実行し、X-Oss-Hash-Crc64ecma フィールドと Content-Md5 フィールドを確認して、ファイルの CRC-64 値と Content-MD5 値を取得できます。 詳細については、「stat (バケットとオブジェクト情報の表示)」をご参照ください。

  • OSS が CRC-64 検証をサポートする前にバケットにアップロードされたファイルの CRC-64 値は、stat コマンドを実行して表示することはできません。

  • 追加アップロードまたはマルチパートアップロードを使用してアップロードされたファイルの Content-MD5 値は、stat コマンドを実行して表示することはできません。

  • ローカルファイル test.txt の CRC-64 ハッシュを計算します。

    ossutil hash test.txt --type=crc64
    CRC64-ECMA                  : 295992936743767023
  • ローカルファイル test.txt の MD5 ハッシュを計算します。

    ossutil hash test.txt --type=md5
     MD5                         : 01C3C45C03B2AF225EFAD9F911A33D73
     Content-MD5                 : AcPEXAOyryJe+tn5EaM9cw==