アラートモニタリングルールを作成する際、ラベルと注釈を指定できます。 ラベルは、アラートのノイズ除去、通知ルートの管理、およびアラートのディスパッチに使用されます。 注釈は、アラートテンプレートを設定し、アラートをディスパッチするために使用されます。 このトピックでは、ラベルと注釈について説明します。 このトピックでは、ラベルと注釈を使用するシナリオについても説明します。
ラベル
ラベルの機能は以下のとおりです。- ラベルはアラートの識別属性で、キーと値のペアで構成されます。 ラベルはアラートフィンガープリントの一部であり、アラートの重複除去に使用します。 たとえば、ホスト Host
1 のラベルは
"labels": {"host": "host1"}
となります。 アラート管理システムは、ラベルに基づいてアラートの重複を除去します。 - アラートテンプレートのラベルは、
${labels}
を使用して引用できます。 - アラート管理システムおよびアクション管理システムでは、ラベルに基づいてアラートを管理およびディスパッチできます。
- アラートポリシーでは、ルート統合ポリシーでラベルを使用することによりアラートのノイズを除去できます。
- グループ評価パラメーターを設定する際に指定するフィールドは、ラベルとして自動的に使用されます。
- ラベルは静的テキストです。 ラベルはカスタマイズできます。 ラベルはアラートの属性として自動的に追加されます。

注釈
注釈の機能は以下のとおりです。- ラベルは、アラートの非識別属性で、キーと値のペアで構成されます。 注釈の値には変数を使用できます。 たとえば、
"annotations": {"title": "CPU utilization of ${service} is too high","desc": "Current CPU utilization of ${service} is 90%"}
のように注釈を作成します。 - 注釈の内容を指定すると、グループ評価パラメーターに指定されたフィールド変数を引用できます。 アラートがトリガーされると、指定された変数は実際の値に置き換えられます。
- アラート管理システムおよびアクション管理システムでは、注釈に基づいてアラートを管理およびディスパッチできます。
- 注釈は、タイトルと説明(説明)で構成されます。
- タイトルは、固定された、アラートの非識別属性です。 ${annotations.title} を使用して、アラートテンプレートのタイトルを引用できます。
- 説明は、固定された、アラートの非識別属性です。 ${annotations.desc} を使用して、アラートテンプレートの説明を引用できます。
たとえば、アラートモニタリングルールを作成する際に、下図のように注釈を追加できます。 通知管理システムは、アラートテンプレートの注釈を引用してアラート通知を送信できます。


下表に、注釈の属性値を指定する際に使用できる組み込み変数を示します。
変数 | 説明 |
---|---|
__count__ | 行のグループ化後に、各グループでスキャンされる行の数。 グループパラメーターをグループ化なしに設定すると、すべてのデータが 1 つのグループに含まれます。 |
__pass_count__ | 行のグループ化後に、各グループで指定された条件を満たす行の数。 グループパラメーターをグループ化なしに設定すると、すべてのデータが 1 つのグループに含まれます。 |
__0_count__ | 最初のクエリに対して返される行数。 |
__1_count__ | 2 番目のクエリに対して返される行数。 |
__2_count__ | 3 番目のクエリに対して返される行数。 |
aliuid | Alibaba Cloud アカウントの ID。 |
alert_instance_id | アラートの ID。 |
alert_id | アラートモニタリングルールの ID。 |
alert_name | アラートモニタリングルールのルール名。 |
project | アラートモニタリングルールが属するプロジェクト。 |