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Function Compute:Simple Log Service トリガーの実行周波数が想定より高くなることがあるのはなぜですか?

最終更新日:Nov 09, 2025

Simple Log Service の各シャードは、新しいデータが書き込まれると関数をトリガーします。したがって、トリガー周波数には Logstore 全体としてトリガーされる回数が含まれます。さらに、トリガーが遅延するとデータのキャッチアップが発生し、トリガーのトリガー間隔が短くなる可能性があります。

問題の説明

Simple Log Service トリガーの実行周波数が、想定されるトリガー周波数よりも高くなることがあります。

考えられる原因

各シャードは独立してトリガーされます。Logstore のトリガーの総数が多く観測されることがありますが、各シャードのリアルタイムのトリガー間隔は指定された間隔と一致します。

単一シャードのトリガー間隔は、各実行で処理されるデータのタイムスタンプ範囲に対応します。関数実行中、2 つのシナリオが発生する可能性があります。たとえば、トリガー間隔が 60 秒であると仮定します。

  • トリガーの遅延なし: 関数は指定された間隔でトリガーされます。60 秒ごとに 1 回トリガーされ、[now - 60 s, now) のタイムスタンプ範囲内のデータを処理します。

    注意

    関数のトリガーはシャードごとに独立しています。たとえば、Logstore に 10 個のシャードがあり、トリガーの遅延なしでリアルタイムにデータを処理する場合、60 秒ごとに 10 回の関数実行がトリガーされます。

  • トリガーの遅延: Simple Log Service シャードの現在の処理位置が、最後に書き込まれたデータより 10 秒以上遅れている場合に遅延が発生します。その後、トリガーはデータのキャッチアッププロセスを開始します。このプロセスにより、トリガー間隔が最小で 2 秒まで短縮される可能性がありますが、各実行のタイムスタンプ範囲は 60 秒のウィンドウのままです。