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Edge Security Acceleration:クエリ文字列

最終更新日:Aug 18, 2025

キャッシュキーが生成される前に、リクエスト URL 内の疑問符(??)とそれに続くクエリ文字列をポイントオブプレゼンス(POP)が無視するかどうかを指定できます。 クエリ文字列には、ユーザー ID や送信元 IP アドレスなどの情報が含まれます。 これにより、キャッシュヒット率が向上し、ページの読み込みが高速化されます。

仕組み

リクエスト URL 内の疑問符 (?) と、疑問符 (?) 以降のパラメーターを無視するように設定すると、異なるクエリパラメーターに関係なく、同じファイルへのすべてのユーザーリクエストに対して、同じキャッシュファイルが提供されます。 これにより、キャッシュヒット率が向上し、オリジンリクエストの数が減り、コンテンツ配信が高速化されます。

ユーザーが ESA POP のリソースにアクセスすると、リクエスト URL の疑問符 ? の後にパラメーターを追加して、ユーザー ID や送信元 IP アドレスなどの情報を伝える場合があります。 これにより、同じリソースをリクエストする場合でも、異なるクライアントが異なるパラメーターを使用するようになります。

リクエスト URL の疑問符 ? の後に含まれるパラメーターがリクエストされたリソースに関連していない場合は、クエリ文字列を無視するように設定することをお勧めします。 例:

  • ユーザー A からのリクエスト: http://example.com/1.jpg?uid=123

  • ユーザー B からのリクエスト: http://example.com/1.jpg?uid=654

POP がクエリ文字列を無視せずにリクエストを直接処理する場合、同じキャッシュファイルを処理できません。 代わりに、各リクエストはオリジンサーバーにアクセスしてリソースをフェッチします。

リクエスト URL のクエリ文字列を無視するように設定すると、POP は http://example.com/1.jpg にのみ基づいてコンテンツを処理し、追加されたクエリパラメーターは無視します。

クエリ文字列を設定する

  1. ESA コンソールで、[サイト管理] を選択し、管理するウェブサイトの名前をクリックします。

  2. 左側のナビゲーションウィンドウで、[キャッシュ] > [設定] を選択します。

  3. [クエリ文字列] セクションで、[設定] をクリックします。 オプションを選択し、プロンプトに従って設定を完了します。

    image

    次のリストは、http://example.com/1.jpg?key1=1&key2=2&key3=3 を例として、さまざまなオプションが生成されるキャッシュキーにどのように影響するかを示しています。

    • [すべて無視]

      • 操作: リクエスト URL 内の疑問符(?)と、疑問符(?)の後にあるクエリ文字列を無視します。

      • 例: キャッシュキーは http://example.com/1.jpg です。

    • [すべて保持]

      • 操作: リクエスト URL 内の疑問符 (?) とそれに続くクエリ文字列 (?) を保持します。

      • 例: キャッシュキーは http://example.com/1.jpg?key1=1&key2=2&key3=3 です。

    • [指定されたクエリ文字列パラメーターの無視]

      • 操作: リクエスト URL 内の疑問符(?)の後にあるクエリ文字列内の特定のパラメーターを無視します。 下のフィールドに無視するパラメーターを入力し、各エントリに対して Enter キーを押します。

      • 例: 無視するパラメーターが key1key3 の場合、キャッシュキーは http://example.com/1.jpg?key2=2 です。

    • [指定されたクエリ文字列パラメーターの保持]

      • 操作: リクエスト URL 内の疑問符(?)の後にあるクエリ文字列内の特定のパラメーターを保持します。 下のフィールドに保持するパラメーターを入力し、各エントリに対して Enter キーを押します。

      • 例: 保持するパラメーターが key1key3 の場合、キャッシュキーは http://example.com/1.jpg?key1=1&key3=3 です。

  4. [OK] をクリックします。