現象
アプリケーションの開発時に、オンプレミスの Nacos が構成に使用されています。ただし、アプリケーションを Enterprise Distributed Application Service (EDAS) にデプロイした後、Nacos 構成が無効になります。
原因
EDAS は GA バージョンの Nacos を提供しています。Nacos ベースのアプリケーションが EDAS にデプロイされると、EDAS は Nacos Server アドレスを EDAS が提供する GA バージョンの Nacos のアドレスに自動的に置き換えます。追加の要件がある場合は、セルフマネージド Nacos を使用することもできます。オンプレミスの Nacos とセルフマネージド Nacos は、異なる方法で構成されます。無効な方法を使用すると、Nacos 構成は EDAS で有効になりません。障害の考えられる理由を以下に示します。
EDAS の構成センターを使用する場合、セルフマネージド Nacos から構成センターに構成を同期していません。
セルフマネージド Nacos を使用する場合、アプリケーションに必要なパラメーターを設定していません。その結果、Nacos サーバーの IP アドレスが構成センターの IP アドレスに置き換えられます。
Nacos クライアントのバージョンが 1.0.1 より前の場合、例外が発生する可能性があります。
解決策
使用中の Nacos クライアントのバージョンが 1.0.1 以降であることを確認する必要があります。
EDAS の構成センターを使用してアプリケーション構成を管理するかどうかを確認する必要があります。
次の 2 つのパラメーターをアプリケーション構成に追加します。詳細については、「JVM パラメーターの構成」をご参照ください。その後、アプリケーションを再起動します。
アプリケーションを EDAS にデプロイするときにセルフマネージド Nacos が置き換えられる場合、アプリケーションの開発時に次のパラメーターを設定することもできます。
-Dnacos.use.endpoint.parsing.rule=false -Dnacos.use.cloud.namespace.parsing=false