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Enterprise Distributed Application Service:Nacos を使用して構成されたアプリケーションが EDAS で有効にならないのはなぜですか。

最終更新日:Apr 24, 2025

現象

アプリケーションの開発時に、オンプレミスの Nacos が構成に使用されています。ただし、アプリケーションを Enterprise Distributed Application Service (EDAS) にデプロイした後、Nacos 構成が無効になります。

原因

EDAS は GA バージョンの Nacos を提供しています。Nacos ベースのアプリケーションが EDAS にデプロイされると、EDAS は Nacos Server アドレスを EDAS が提供する GA バージョンの Nacos のアドレスに自動的に置き換えます。追加の要件がある場合は、セルフマネージド Nacos を使用することもできます。オンプレミスの Nacos とセルフマネージド Nacos は、異なる方法で構成されます。無効な方法を使用すると、Nacos 構成は EDAS で有効になりません。障害の考えられる理由を以下に示します。

  • EDAS の構成センターを使用する場合、セルフマネージド Nacos から構成センターに構成を同期していません。

  • セルフマネージド Nacos を使用する場合、アプリケーションに必要なパラメーターを設定していません。その結果、Nacos サーバーの IP アドレスが構成センターの IP アドレスに置き換えられます。

重要

Nacos クライアントのバージョンが 1.0.1 より前の場合、例外が発生する可能性があります。

解決策

  1. 使用中の Nacos クライアントのバージョンが 1.0.1 以降であることを確認する必要があります。

  2. EDAS の構成センターを使用してアプリケーション構成を管理するかどうかを確認する必要があります。

    • はいの場合、関連する名前空間でアプリケーションによって使用されるセルフマネージド Nacos の構成を作成および同期します。詳細については、「構成項目の作成」をご参照ください。

    • いいえの場合、セルフマネージド Nacos を使用します。手順 3 を実行します。

  3. 次の 2 つのパラメーターをアプリケーション構成に追加します。詳細については、「JVM パラメーターの構成」をご参照ください。その後、アプリケーションを再起動します。

    アプリケーションを EDAS にデプロイするときにセルフマネージド Nacos が置き換えられる場合、アプリケーションの開発時に次のパラメーターを設定することもできます。

    -Dnacos.use.endpoint.parsing.rule=false
    -Dnacos.use.cloud.namespace.parsing=false