指定されたバックアップ時間枠内で大量のデータをバックアップする必要がある場合は、バックアップスケジュールに対して [完全データバックアップの最大同時スレッド数] パラメーターと [バックアップネットワーク速度制限] パラメーターを設定することで、最大バックアップ速度を変更できます。
パラメーターの説明
完全データバックアップの最大同時スレッド数
このパラメーターは、バックアップ速度、およびソースデータベースのパフォーマンスへの影響と正の相関関係にあります。このパラメーターは、すべてのタイプのデータベースの物理バックアップスケジュールと論理バックアップスケジュールに対して設定できます。
バックアップスケジュールの種類
完全バックアップの最大同時スレッド数
100 GB のデータのバックアップに必要な推定時間
サーバーレス
16
1 ~ 20 時間
マイクロ
2
20 時間
スモール
4
5 時間
ミディアム
6
2.5 時間
ラージ
8
1.5 時間
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16
1 時間
バックアップネットワーク速度制限
このパラメーターを設定すると、バックアップ速度はネットワーク帯域幅によって制限されます。このパラメーターは、MySQL データベースと Oracle データベースの物理バックアップスケジュールに対してのみ設定できます。デフォルトでは、このパラメーターは 0 に設定されています。これは、バックアップ速度が制限されていないことを示します。
説明バックアップスケジュールのネットワーク帯域幅を制限する場合は、このパラメーターを設定し、完全データバックアップの最大同時スレッド数 パラメーターを変更しないことをお勧めします。
手順
バックアップスケジュールを作成するときに最大バックアップ速度を変更する
バックアップスケジュールを作成するときに、[完全データバックアップの最大同時スレッド数] パラメーターと [バックアップネットワーク速度制限] パラメーターを設定します。詳細については、「バックアップスケジュールを設定する」または「バックアップと復元の概要」をご参照ください。
バックアップスケジュールを変更するときに最大バックアップ速度を変更する
バックアップスケジュールの詳細ページで、バックアップ時間と詳細設定 をクリックします。表示されるページで、[完全データバックアップの最大同時スレッド数] パラメーターと [バックアップネットワーク速度制限] パラメーターを設定します。詳細については、「バックアップ時間と詳細設定を変更する」をご参照ください。
参照
データディザスタリカバリ でサポートされているバックアップスケジュールの種類については、「バックアップスケジュールの種類を選択する」をご参照ください。