レイヤー7ルーティングは、URIパスの一致やリクエストヘッダーの一致など、複数の機能をサポートしています。このトピックでは、レイヤー7ルーティング関連の機能を実装するための準備について説明します。
前提条件
Enterprise Edition の Service Mesh(ASM)インスタンスが作成されていること。詳細については、「ASM インスタンスの作成」をご参照ください。
[データプレーンモード] セクションの [サービスメッシュの作成] ページで、[アンビエントメッシュモードを有効にする] を選択しないでください。
Container Service for Kubernetes(ACK)クラスターが作成されていること。クラスターの作成方法の詳細については、「ACK 専用クラスターの作成」または「ACK マネージドクラスターの作成」をご参照ください。
クラスターが ASM インスタンスに追加されていること。詳細については、「ASM インスタンスへのクラスターの追加」をご参照ください。
デフォルトの名前空間でサイドカープロキシの自動インジェクションが有効になっていること。詳細については、「グローバル名前空間の管理」トピックの「サイドカープロキシの自動インジェクションを有効にする」セクションをご参照ください。
手順
ビジネス要件に基づいて、ACK クラスターに helloworld、sleep、HTTPBin、または NGINX サービスをデプロイします。
helloworld サービスのデプロイ
以下の内容を使用して、helloworld-application.yaml ファイルを作成します。
kubeconfig ファイルの情報に基づいて kubectl を使用して ACK クラスターに接続し、次のコマンドを実行して helloworld サービスをデプロイします。
kubectl apply -f helloworld-application.yaml
sleep サービスのデプロイ
以下の内容を使用して、sleep-application.yaml ファイルを作成します。
kubeconfig ファイルの情報に基づいて kubectl を使用して ACK クラスターに接続し、次のコマンドを実行して sleep サービスをデプロイします。
kubectl apply -f sleep-application.yaml
HTTPBin サービスのデプロイ
以下の内容を使用して、httpbin-application.yaml ファイルを作成します。
kubeconfig ファイルの情報に基づいて kubectl を使用して ACK クラスターに接続し、次のコマンドを実行して HTTPBin サービスをデプロイします。
kubectl apply -f httpbin-application.yaml
NGINX サービスのデプロイ
以下の内容を使用して、nginx.yaml ファイルを作成します。
kubeconfig ファイルの情報に基づいて kubectl を使用して ACK クラスターに接続し、次のコマンドを実行して NGINX サービスをデプロイします。
kubectl apply -f nginx.yaml