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ApsaraVideo Live:RTS 経由のストリームのアップストリーミング

最終更新日:May 28, 2025

このトピックでは、リアルタイムストリーミング(RTS)経由でストリームのアップストリーミングを実装する方法について説明します。

概要

ネットワーク状態が悪い場合のストリームのアップストリーミングのパフォーマンスを向上させるために、Push SDK は、従来のリアルタイムメッセージングプロトコル(RTMP)経由でのストリームのアップストリーミングに加えて、リアルタイムコミュニケーション(RTC)に基づく RTS 経由でのストリームのアップストリーミングをサポートしています。 2 つのストリームのアップストリーミング方法の比較については、「RTS と標準ストリーミングの違い」をご参照ください。 RTS ストリームの再生には、RTMP、Flash Video(FLV)、または HTTP ライブストリーミングプロトコル(HLS)を使用できます。 また、ApsaraVideo Real-Time Communication(ARTC)プロトコルを使用して、RTS ベースの再生を実装することもできます。

重要

RTS の課金方法は、標準ストリーミングとは異なります。 詳細については、「RTS の課金」をご参照ください。

前提条件

ドメイン名の追加、ドメイン名に対する CNAME レコードの設定、ドメイン名の関連付けなど、必要な操作は ApsaraVideo Live コンソールまたは ApsaraVideo Live API を使用して完了しています。 詳細については、「ApsaraVideo Live を使い始める」をご参照ください。

制限事項

RTS 経由のストリームのアップストリーミングに関する以下の制限事項に注意してください。

  • モノラル音声のみがサポートされています。

  • 音声エンコーディングでは、低複雑度(LC)のみがサポートされています。

  • 音声サンプリングレートは 48 kHz である必要があります。

  • ネットワーク状態が悪い場合の自動画像アップストリーミングはサポートされていません。

  • 音声のみおよびビデオのみのストリームのアップストリーミングはサポートされていません。

実装

  1. RTS 機能を有効にします。 詳細については、「RTS の有効化」をご参照ください。

  2. アップストリーミング URL を生成します。 詳細については、「アップストリーミング URL とストリーミング URL の生成」をご参照ください。

  3. Push SDK で artc:// で始まるアップストリーミング URL を指定して、ストリームをアップストリーミングします。

    サンプルコード:

    mAlivcLivePusher.startPush(mPushUrl); // ストリームのアップストリーミングを開始