AnalyticDB for MySQL は、組み込みの SQL エディターを提供します。AnalyticDB for MySQL コンソールで SQL 開発を実行できます。このトピックでは、SQL エディターの機能について説明します。
使用上の注意
特権アカウントを使用して、SQL 開発を直接実行できます。
Resource Access Management (RAM) ユーザーとして AnalyticDB for MySQL コンソールにログインして SQL 開発を実行する場合は、AnalyticDB for MySQL のデータベースアカウントを RAM ユーザーに関連付ける必要があります。詳細については、「RAM ユーザーとデータベースアカウントを関連付ける、または関連付けを解除する」をご参照ください。
SQL エディターへのアクセス
AnalyticDB for MySQL コンソール にログインします。コンソールの左上隅で、リージョンを選択します。左側のナビゲーションウィンドウで、クラスターリスト をクリックします。Enterprise Edition、Basic Edition、または Data Lakehouse Edition タブで、管理するクラスターを見つけ、クラスター ID をクリックします。
左側のナビゲーションウィンドウで、ジョブを開発する > Sql開発 を選択して SQL エディターにアクセスします。
組み込みデータセットのロード
AnalyticDB for MySQL クラスターを作成したときに組み込みデータセットのロードを選択しなかった場合は、Sql開発 ページで [組み込みデータセットのロード] をクリックして、テスト要件を満たすことができます。表示されるメッセージで、を決定 をクリックします。
組み込みデータセットの詳細については、「組み込みデータセットの管理」をご参照ください。
データベースとテーブルのスキーマを表示する
Sql開発 ページの ライブラリテーブル タブで、システムデータベース INFORMATION_SCHEMA、このデータベース内のテーブル、自動的に作成されたデータベースとテーブル ( AnalyticDB for MySQL クラスターにリアルタイムで取り込まれるデータベースとテーブルなど)、および手動で作成されたデータベースとテーブルを表示できます。ドロップダウンリストからオプションを選択して、データベースを切り替えることができます。
エンジン とリソース グループを選択する
異なるエンジンとリソースグループを選択して、異なる SQL 開発メソッドを実装できます。次の表に、SQL 開発メソッドを示します。
エンジン | リソースグループ | サポートされている SQL 開発メソッド | SQL コミットメソッド | SQL 実行モード実行モード |
Spark | ジョブリソースグループ | Spark SQL | 順次実行。 | バッチモード。 |
インタラクティブリソースグループ | Spark SQL | 順次実行または並列実行。 | インタラクティブモード。 | |
XIHE | ジョブリソースグループ | XIHE BSP SQL | 順次実行または並列実行。 | バッチモード。 |
インタラクティブリソースグループ | XIHE MPP SQL | 順次実行または並列実行。 | インタラクティブモード。 |
順次実行: 複数の SQL 文がエンジンに順番にコミットされます。
並列実行: 複数の SQL 文が、順次実行されずにエンジンにコミットされます。
XIHE BSP SQL と XIHE MPP SQL を使用して Hudi テーブルに書き込むことはできません。
クエリ結果の表示とエクスポート
SQL 文が実行されると、実行結果 タブにクエリ結果または失敗メッセージが表示されます。SQL 文の実行状況、リソースグループ、データベースアカウント、実行時間などの実行情報は、実行レコード タブに表示されます。
XIHE BSP SQL のクエリ結果をオンプレミスデバイスにエクスポートできます。
エクスポートされる結果の行数を設定するには、[...][実行(F8)(LIMIT 1000)] の横にあるをクリックします。SQL 文の LIMIT 句で指定した行数が、コンソールで選択した行数と異なる場合は、小さい方の値が優先されます。
クエリ結果をエクスポートするには、実行結果 タブの右上隅にある ダウンロード をクリックします。
SQL スクリプトの保存
SQLConsole タブの SQL 文をスクリプトとして保存し、[スクリプト] タブで SQL 文を表示できます。
クエリ結果の診断
XIHE BSP SQL 文と XIHE MPP SQL 文を診断できます。実行レコード タブで、SQL 文を見つけ、[アクション] 列の 診断 をクリックして、SQL 文の実行計画を診断します。SQL 診断の詳細については、「概要」をご参照ください。
Spark SQL は Spark SQL 診断をサポートしています。実行レコード タブで、SQL 文を見つけ、[アクション] 列の 診断 をクリックして、SQL 文の実行計画を診断します。Spark SQL 診断の詳細については、「Spark SQL 診断」をご参照ください。
Spark ログの表示
Spark SQL 文を実行した後、実行レコード タブで SQL 文を見つけ、[アクション] 列の ログ をクリックして、Spark ログを表示できます。
Spark Web UI へのアクセス
Spark SQL 文を実行した後、実行レコード タブで SQL 文を見つけ、[アクション] 列の Ui をクリックして、Spark Web UI にアクセスし、Spark ジョブの実行状況を表示できます。