OSSは、ストレージのパフォーマンスとコストの最適化に役立つさまざまなストレージ管理機能を提供します。
データのアクセスモードを分析し、ライフサイクルルールを設定して、アクセス頻度の低いデータを低コストのストレージクラスに自動的に変換できます。 OSSに保存されているデータをより効率的に管理するために、オブジェクトにタグを追加して分類し、ライフサイクルルールのフィルタリング条件としてタグを使用できます。
バケットインベントリは、バケット内のオブジェクトのステータスを把握し、ワークフローとビッグデータタスクを簡素化および高速化するのに役立ちます。 バケットインベントリ機能は、週単位でバケット内のオブジェクトをスキャンし、CSV形式のインベントリリストを生成し、指定されたバケット内のオブジェクトとしてリストを保存します。 オブジェクトサイズや暗号化ステータスなど、インベントリリストにエクスポートするオブジェクトメタデータを指定できます。
OSSモニタリングサービスは、システムの実行ステータスとパフォーマンスを測定するためのメトリクスを提供します。 モニタリングサービスは、リクエストの追跡、使用状況の分析、ビジネストレンドの統計の収集、システムの問題の発見と診断をタイムリーに行うためのカスタムアラートサービスも提供します。
上記のストレージ管理機能で提供された情報を使用して、アクセス頻度の低いデータを低コストのストレージクラスに変換するライフサイクルルールを設定し、大幅なコスト削減を実現できます。 たとえば、データのストレージクラスを標準からIAに変換することでストレージコストの最大40% を節約でき、期限切れデータのストレージクラスをアーカイブに変換することでストレージコストの最大70% を節約できます。
ストレージとデータ取得のコストをさらに最適化するために、OSSはOSS選択機能を提供しています。 一般に、OSSのオブジェクトは、オブジェクトサイズに関係なく全体としてアクセスされます。 OSS Selectでは、単純なSQL文を使用してオブジェクトを取得できます。 したがって、アプリケーションは、オブジェクト内のデータをスキャンおよびフィルタリングするためにコンピューティングリソースを使用する必要はありません。 OSS Selectは、クエリパフォーマンスを4倍に向上させ、クエリコストを80% 削減できます。 OSSは、IAおよびArchiveオブジェクトの取得もサポートしています。 したがって、データ取得操作を実行せずに、分析するデータを見つけることができます。 OSS Selectを使用することで、クエリコストを削減し、より多くのデータインサイトを取得できます。