Block Storage は、Elastic Compute Service (ECS) インスタンスにアタッチされたブロックレベルのデータストレージサービスです。低レイテンシ、永続性、高信頼性が特徴です。Block Storage では、同一ゾーン内での自動レプリケーションがサポートされており、これによってハードウェア障害によるデータ損失を回避し、ワークロードの安定性と継続性を確保します。Block Storage はディスクを管理するのと同じように管理できます。たとえば、ECS インスタンスにアタッチされている Block Storage デバイスをパーティション化し、Block Storage デバイスのファイルシステムを作成できます。また、Block Storage デバイスを使用してデータの永続性を確保することも可能です。
製品の強み
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高信頼性
ディスクを分散型アーキテクチャにデプロイし、物理ディスクよりも大幅に高い 99.9999999% のデータ信頼性を確保します。
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高性能
単一ディスクでのランダムな読み書きパフォーマンスは最大 1,000,000 件の入力/出力の操作/秒 (IOPS) 、各ディスクのシーケンシャルスループットは 4,000 MB/秒を実現します。必要なディスクを選択してワークロードを処理できます。
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スケーラビリティ
各ディスクにつき最大 32 TiB のストレージ容量がサポートされており、
サービスを中断させることなくディスクをスケーリングできます。
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セキュリティ
スナップショットに基づいたシンプルかつ効率的なデータバックアップが可能です。Bring Your Own Key (BYOK) モデルを使用してディスクのデータを暗号化することで業界コンプライアンス要件に適合します。
特徴
オンラインスケーリング
サービスを中断させることなくディスクをスケールアウトできます。スケーリング中に ECS インスタンスの再起動やディスクのデタッチを行う必要はありません。
データ保護
スナップショットが作成されるため、ディスクでのデータの保護、データの復旧、イメージのカスタマイズ、アプリケーションのディザスタリカバリが可能です。
データ暗号化
データの暗号化がサポートされており、ユーザーが個々のキー管理システムを構築または維持する必要性を排除します。
I/O の分離
エンタープライズレベルインスタンスに対してストレージの入力/出力 (I/O) の分離が可能です。各 ECS インスタンス間およびすべての関連ディスク間の接続に専用帯域幅が割り当てられます。この機能はストレージ I/O のうち競合 ECS インスタンスと安定性と一貫性のあるストレージ I/O パフォーマンスを保証します。