大多数の企業がサステナビリティ目標を設定、半数以上が測定に手動ツールを使用

Alibaba Cloud 2024 年 10 月 21 日

4 分の 3 以上の企業が、テクノロジーはグローバルなサステナビリティ目標の達成に不可欠であり、デジタル技術の導入は進捗加速の鍵と考えている


予算制約、複雑なサプライチェーン、技術的制限が、企業のサステナビリティ目標達成に向けた上位 3 つの障壁




Alibaba Cloud「Tech-Driven Sustainability Trends and Index 2024」



中国、杭州、2024 年 10 月 21 日 - Alibaba Group のデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中核である Alibaba Cloud が委託した調査レポート「Tech-Driven Sustainability Trends and Index 2024」によると、アジア、欧州、中東で調査対象となった企業の 80% がサステナビリティ目標を設定しているものの、目標を設定した企業の半数以上 (53%) が進捗の測定に依然として手作業に依存していることが明らかになった。

同レポートによると、サステナビリティ目標を設定している企業の 92% が排出削減目標を設定している。しかし、科学的根拠に基づく目標 (SBTs) に基づくネットゼロコミットメントを掲げている組織は 3 分の 1 にとどまる。SBTs の採用率はアジア新興市場が 39% で最も高く、欧州 35%、アジア先進市場 30%、中東 22% と続いている。

サステナビリティ目標を設定している企業の約半数が、目標設定の主な動機として成長促進 (56%)、規制へのコンプライアンス (54%)、強固な企業理念 (49%) を挙げている。市場別では、インドネシアが 70% で成長を最優先し、サウジアラビアが 73% でコンプライアンスを重視、UAE が 61% で強固な企業理念を優先している点が注目される。

78% の企業がテクノロジーはグローバルなサステナビリティ目標の達成に不可欠であると考えており、上位市場にはマレーシア (89%)、サウジアラビア (87%)、シンガポール (86%)、フランス (86%) が含まれる。地域別では中東が 86% で最も強く、アジア新興市場が 83% で僅差で続いている。同様に、クラウドコンピューティングや AI などのデジタル技術の導入がサステナビリティ目標達成の進捗を加速させると 78% が考えており、サウジアラビアが 90% でトップを走り、UAE (84%)、シンガポール (81%) が続いている。

市場別のコミットメントレベルと課題
市場別のコミットメントレベルを評価すると、シンガポールが 91% という高いサステナビリティ指数でトップに立ち、ドイツが 89%、インドネシアが 86% で続いている。サステナビリティ指数とは、13 の市場でサステナビリティ目標を設定した企業の割合を指す。

企業はサステナビリティ目標の達成においてさまざまな障壁に直面している。予算制約が最も大きな障害であり、29% の組織に影響を与えており、中東 (41%) と欧州 (31%) で特に顕著である。複雑なサプライチェーンも 28% の企業に影響を及ぼし、中東 (35%) と欧州 (29%) で特に深刻である。さらに、技術的制限が 23% の企業を阻害しており、中東では 26% とやや高い割合を示している。時間の制約も全地域で重要な課題であり、23% の組織に影響を与えている。サステナビリティ目標を未設定の企業でも、予算制約 (32%) と技術的制限 (29%) が目標達成に向けた主な障壁となっている。

手動測定への依存
企業がサステナビリティへの取り組みを強化する中、効果的なデジタルツールの必要性が明らかになっている。回答者の 59% がサステナビリティ目標の達成においてテクノロジーをどう活用するかに関する知識ギャップを認識しており、デジタルツールの理解向上が求められている。この傾向はシンガポール (83%)、香港 (中国) (75%)、タイ (70%) で特に顕著である。

同レポートはまた、多くの企業が従来の手法に依存しており、サステナビリティ目標の効果的な達成において課題を抱えていることを示している。50% 以上の企業がスプレッドシートやメールなどの手動プロセスでサステナビリティパフォーマンスを測定している。香港 (中国) (29%)、韓国 (43%)、フランス (49%) を除くすべての市場で 50% を超え、UAE (68%)、サウジアラビア (61%)、英国 (60%) で最も高い割合を示している。一方、クラウドプラットフォームを含むデジタルソフトウェアツールをサステナビリティ進捗の測定に使用している企業は約 3 分の 1 にとどまる。インドネシア (59%)、シンガポール (48%)、日本 (43%) はクラウドベースのソリューションの採用が比較的高いが、平均使用率は 38% である。

「調査結果は、組織がサステナビリティ測定の手法を見直し、クラウドベースのプラットフォームや AI サービスといった先進的な技術ソリューションを導入する緊急性を浮き彫りにしています。これらのデジタルツールは測定プロセスを効率化するだけでなく、サステナビリティ推進に役立つ実践的な知見も提供します」と Alibaba Cloud Intelligence 国際ビジネス部門プレジデントの Selina Yuan は述べている。

「クラウドサービスプロバイダーとして、Energy Expert のような AI 搭載の革新的なソリューションを提供し、企業の炭素排出量とエネルギー消費の効果的な測定・分析を支援することで、サステナビリティ目標の達成を後押ししていきます。既存の障壁に対処し、こうした技術に投資することで、組織はサステナビリティへの取り組みを既定の目標によりよく整合させることができます」と同氏は付け加えた。

「Tech-Driven Sustainability Trends and Index 2024」は、企業サステナビリティの進化に関する貴重な知見を提供するとともに、テクノロジーがどのように有意義な変化を推進できるかに焦点を当てている。

調査概要
Alibaba Cloud の「Tech-Driven Sustainability Trends and Index 2024」は、英国のコンサルティング会社 Yonder Consulting が独立して実施し、香港とシンガポールに拠点を置くアジアのサステナビリティコンサルティング会社 The Purpose Business がアドバイザリー、デザイン、分析のサポートを行った。調査は 2024 年 5 月 10 日から 6 月 19 日にかけて、テクノロジーおよび通信、金融、インフラ、再生可能資源、医療、運輸、小売、製造などさまざまな業界のビジネスリーダーと経営幹部 1,300 人からフィードバックを収集した。

回答者はアジア (インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、香港 (中国)、日本、シンガポール、韓国)、欧州 (フランス、ドイツ、英国)、中東 (サウジアラビア、UAE) の 13 の市場に所在している。本調査において、アジア先進市場は香港 (中国)、日本、シンガポール、韓国を指し、アジア新興市場はインドネシア、マレーシア、フィリピン、タイを含んでいる。

Alibaba Cloud について

2009 年に設立された Alibaba Cloud (www.alibabacloud.com) は、Alibaba Group のデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中核である。世界中の顧客にエラスティックコンピューティング、データベース、ストレージ、ネットワーク仮想化サービス、大規模コンピューティング、セキュリティ、ビッグデータ分析、機械学習、人工知能 (AI) サービスを含む包括的なクラウドサービススイートを提供している。Gartner によると、2018 年以降、米ドル換算の収益でアジア太平洋地域をリードする IaaS プロバイダーに選ばれている。また、IDC によると、2018 年より世界をリードするパブリッククラウド IaaS サービスプロバイダーの 1 社としての地位を維持している。

phone お問い合わせ
Hi, I'm Alibaba Cloud AI Assistant!
I can help with questions and solutions.