このトピックでは、フレーズ検索機能の構文と制限について説明します。 このトピックでは、機能の使用方法の例も提供します。

概要

Log Serviceは、ログを照会するために単語セグメンテーションを実装します。 たとえば、検索文abc defは、abcまたはdefを含むログを返します。 返されたログはランダムな順序でソートされ、完全なフレーズを正確に一致させることはできません。 したがって、Log Serviceは、指定されたフレーズをログと完全に一致させるフレーズ検索機能を導入しています。

Log Serviceがフレーズを含むログを照会するリクエストを受信すると、Log Serviceは次の手順を実行します。
  1. フレーズ検索文に対応する非フレーズ検索文を実行して、ログを照会します。 たとえば、フレーズ検索ステートメントが #"/92 // docvalue" の場合、Log Serviceは最初に "/92 // docvalue" ステートメントを実行します。
    説明 フレーズ検索機能では、ステップ1で最大10,000個のログを返すことができます。 これにより、Log Serviceが短時間で大量のデータを処理できなくなります。
  2. 上記の結果からフレーズ検索条件に一致するログを照会し、最終結果を返します。

構文

  • フィールド固有の検索
    キー:#"abc def"
  • 全文検索
    # "abc def"

制限事項

  • フレーズ検索の結果は、順方向または逆方向の連続的なページめくりをサポートする。 ランダムリダイレクトはサポートされていません。
  • フレーズ検索が実行された後、ログ分布ヒストグラムは、非フレーズ検索の結果を示す。
  • あいまい一致は、フレーズ検索ではサポートされていません。
  • フレーズ検索文では、ログと照合するフレーズを二重引用符 (") で囲む必要があります。
  • NOT演算子は、フレーズ検索文ではサポートされません。 たとえば、not #"abc def" は無効です。
  • フレーズ検索ステートメントは、分析ステートメントと一緒に使用することはできません。 たとえば、#"abc" | select *** は無効です。 フレーズ検索を実行する場合、クイック分析機能はサポートされません。

ページめくり

ページめくりを実行すると、Log Serviceはフレーズ検索を実行してクエリ結果の連続性を確保します。

フレーズ検索の場合、Log Serviceは一度に最大10,000個のログを処理できます。 ページに表示されるログの数は、[1ページあたりの項目] で指定されている数より少ない場合があります。 ただし、1ページ前に進むことはできます。 この場合、処理される10,000ログのうち、語句検索条件を満たすログの数は、Items /ページで指定された数より少なくなります。

たとえば、ログの総数は20,000であり、1ページあたりのアイテムで指定される数は100です。 フレーズ検索が完了すると、89のログのみが返され、1ページ前に移動できます。 この場合、処理された最初の10,000ログのうち、89ログのみがフレーズ検索条件を満たす。 ページめくりを実行できます。 次に、Log Serviceは残りの10,000ログに対して2回目のフレーズ検索を自動的に実行し、フレーズ検索条件を満たすログを返します。

ページめくり

redo_index/1を含むログを照会します。
  • フレーズ以外の検索文 "redo_index/1" を使用する場合、Log Serviceはフルテキストインデックスに基づいて、指定されたキーワードを含むログを検索します。 非フレーズ検索
  • フレーズ検索ステートメント #"redo_index/1" を使用する場合、Log Serviceは完全なフレーズredo_index/1を含むログを検索します。 フレーズ検索