Simple Log Service は、データの耐久性と可用性を確保するために、ローカル冗長ストレージ(LRS)とゾーン冗長ストレージ(ZRS)を提供しています。LRS は 1 つのゾーン内でのデータ冗長性を有効にし、ZRS は複数のゾーンにわたるデータ冗長性を有効にします。Simple Log Service は現在、ストレージ冗長性機能をアップグレードしており、機能のステータスはリージョンによって異なります。
リージョンの説明
中国(香港)
中国(香港)リージョンは現在、ZRS のみをサポートしており、LRS のサポートは終了しています。
新規プロジェクトでは、ZRS のみがサポートされています。 LRS はサポートされていません。
既存のプロジェクトでは、基盤となるストレージは ZRS に移行されています。 2025 年 4 月 7 日の時点で、すべてのプロジェクトの dataRedundancyType は ZRS に変更されています。
その他のリージョン
ゾーン冗長環境を持つその他のリージョンは、アーキテクチャのアップグレード中です。既存のデータは自動的に ZRS に移行されます。
ZRS リソースが緊急に必要な場合は、チケットを送信する ことで、新しく作成したプロジェクトに ZRS をリクエストできます。
ZRS は、中国(杭州)、中国(上海)、中国(北京)、中国(張家口)、中国(ウランチャブ)、中国(深セン)、シンガポールの各リージョンでサポートされています。
LRS
LRS は、同じゾーン内の異なる設備の複数のデバイスにデータの複数のコピーを保存します。 LRS は、ハードウェア障害が発生した場合でも、データの耐久性と可用性を確保します。
LRS は、リージョン内の複数のゾーンに複数のデータコピーを保存します。リージョンが使用できなくなった場合、データにはアクセスできません。
ZRS
ZRS は、同じリージョン内の複数のゾーンにデータの複数のコピーを保存します。あるゾーンが使用できなくなった場合でも、同じリージョン内の他のゾーンに保存されているデータには引き続きアクセスできます。
ネットワークの切断、停電、その他の災害によりデータセンターが使用できなくなった場合でも、Simple Log Service は、一貫性の高いサービスを提供し続けます。このようにして、フェールオーバー中にデータが失われることはありません。これは、重要な業務システムの分単位のアクセス復旧と目標復旧時点(RPO)ゼロの要件を満たすのに役立ちます。
LRS と ZRS の違い
次の表は、可用性と料金の観点から LRS と ZRS を比較したものです。
ストレージ冗長性の種類 | 可用性 | 料金 |
LRS | 99.9% |
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ZRS | 99.95% |
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