processor_appenderプラグインを使用して、既存のフィールドまたは存在しないフィールドに特定のデータを追加できます。 フィールドの値にテンプレート変数を追加することもできます。 ほとんどの場合、このプラグインは、input_prometheusやinput_system_v2などの時系列データを監視するプラグインと一緒に使用されます。 これにより、プルされたプロメテウスのデータに特定のデータを追加できます。
processor_appenderプラグインをサポートするのはLogtail V0.16.66以降だけです。
パラメーター
次の表に、typeパラメーターをprocessor_appenderに設定した場合にdetailパラメーターで指定できるパラメーターを示します。
表 1. プラグインパラメータ
項目 | データ型 | 必須/任意 | 説明 |
キー | String | 〇 | フィールドの名前を設定します。 |
値 | String | 〇 | フィールドに追加するデータ。 Log Serviceでは、フィールドの値にテンプレート変数を追加できます。 詳細については、「テンプレート変数」をご参照ください。 |
SortLabels | Boolean | いいえ | __labels__ フィールドを追加する場合は、Keyパラメーターを __labels__ に設定する必要があります。 次に、SortLabelsパラメーターをtrueに設定して、追加されたラベルをアルファベット順に並べ替える必要があります。 そうしないと、クエリの実行時にラベルが乱れてエラーが発生します。 デフォルト値:false |
表 2. テンプレート変数
テンプレート変数 | 説明 | 設定例 | サンプル結果 |
{{__ ip __}} | この変数は、Logtailが存在するサーバーのIPアドレスに置き換えられます。 | "値": "{{__ ip __}}" | "値": "192.0.2.1" |
{{__ ホスト __}} | この変数は、Logtailが存在するサーバーのホスト名に置き換えられます。 | "値": "{{__ host __}}" | "Value": "logtail-ds-xdfaf" |
{{$ xxxx}} | この変数は環境変数を参照するために使用され、ドル記号 ($) で始まる必要があります。 この変数は、环境変数の値に置き换えられます。 | "値": "{{$ WORKING_GROUP}}" | "Value": "prod" |
例:
Logtailが存在するサーバーのIPアドレスは192.0.2.1、ホスト名はdavid、環境変数WORKING_GROUPの値はprodです。 次の例は、上記のデータを __labels__ フィールドに追加する方法を示しています。
生のログエントリ
"__labels__":"a#$#b"データ処理用のLogtailプラグイン設定
{ "processors":[ { "type":"processor_appender", "detail": { "Key": "__labels__", "Value": "|host#$#{{__host__}}|ip#$#{{__ip__}}|group#$#{{$WORKING_GROUP}}", "SortLabels": true } } ] }結果
"__labels__":"a#$#b|group#$#prod|host#$#david|ip#$#192.0.2.1"