CloudFlow は、標準モードと高速モード (クイックモードとも呼ばれる) の 2 つの実行モードを提供します。これらのモードは、実行時間の上限、スループット、実行保証、可観測性の点で異なります。ワークロードに合わせてモードを選択してください。完全な実行履歴を持つ、長時間実行される耐久性のあるワークフローには標準モードを、数秒以内に完了する高スループット、低レイテンシーのオーケストレーションには高速モードを使用します。
モードの選択
次の表を参考に、ワークロードの要件に適したモードを選択してください。
| 要件 | 推奨モード |
|---|---|
| 実行時間が 5 分を超える | 標準モード |
ワークフローにコールバックベースの統合 (`WaitForCustomCallback`、`WaitForSystemCallback`) が必要 | 標準モード |
| API ベースのクエリによる完全な実行履歴 | 標準モード |
| 高スループット、低レイテンシーのオーケストレーション (> 100 QPS) | 高速モード |
| マイクロサービスの API オーケストレーションまたはグルーレイヤー API | 高速モード |
| ストリーム処理 | 高速モード |
機能比較
| 機能 | 標準モード | 高速モード |
|---|---|---|
| 最大実行時間 | 1 年 | 5 分 |
| 実行モデル | 非同期。各ステップのステータスが永続化されるため、長時間実行されるワークフローが中断後に再開できます。 | 同期。完了時に結果を返します。 |
| 配信保証 | At-least-once。データが失われることはありませんが、特定の条件下ではステップが複数回実行される可能性があります。 | システムエラー時に自動的にリトライします。ビジネス要件に基づいてクライアント側のリトライを設定してください。 |
| フロー開始レート | 100 QPS | デフォルトで 1,000 QPS。より高いレートをリクエストするには、チケットを送信してください。 |
| 同時実行性 | 10,000 | デフォルトで 10,000。より高い同時実行数をリクエストするには、チケットを送信してください。 |
| 実行履歴 | 完全な実行履歴が記録されます。API オペレーションを通じて実行のクエリや一覧表示が可能です。 | Simple Log Service でのクエリが計画されています。パブリックプレビュー期間中は、API オペレーションでのみ実行をクエリできます。 |
| 統合モード | RequestComplete、WaitForCustomCallback、WaitForSystemCallback。詳細については、「統合モード」をご参照ください。 | RequestComplete のみ。 |
| サービス統合 | すべての統合メソッドがサポートされています。詳細については、「サービス統合の概要」をご参照ください。 | すべての統合メソッドがサポートされています。詳細については、「サービス統合の概要」をご参照ください。 |
統合モードの詳細
標準モードは 3 つの統合モードをサポートします。高速モードは `RequestComplete` のみをサポートします。
| 統合モード | 説明 | サポートされるモード |
|---|---|---|
RequestComplete | 統合されたサービスが応答を返すと、ワークフローステップは完了します。 | 標準、高速 |
WaitForCustomCallback | 外部システムがコールバックを送信するまで、ワークフローステップは一時停止します。 | 標準のみ |
WaitForSystemCallback | 統合されたサービスがタスク完了時にシステムコールバックを送信するまで、ワークフローステップは一時停止します。 | 標準のみ |
ワークフローでコールバックベースのパターンが必要な場合は、標準モードを使用してください。