ソフトウェア開発では、タイムアウトを設定することで、プログラムが応答を待っている間に無応答になるのを防ぎます。タイムアウトを設定しないと、リソースの浪費やシステムのクラッシュにつながる可能性があります。ただし、タイムアウト値が低すぎると、タスクが完了する前に中断され、通常の機能に影響を与える可能性があります。したがって、適切なタイムアウトを設定することは、システムの安定性とユーザーエクスペリエンスにとって不可欠です。このトピックでは、V2.0 Node.js SDK のタイムアウトを設定する方法について説明します。
設定方法
説明
タイムアウト設定の優先順位は、高いものから順に、RuntimeOptions 設定、Config 設定、デフォルト設定となります。
デフォルトのタイムアウト設定を使用します。接続リクエストのデフォルトのタイムアウト期間は 5,000 ミリ秒で、読み取りリクエストのデフォルトのタイムアウト期間は 10,000 ミリ秒です。
RuntimeOptions を設定します。
const { RuntimeOptions } = require('@alicloud/tea-util'); // RuntimeOptions インスタンスを作成し、実行時パラメーターを設定します。 const runtime = new RuntimeOptions({ // 接続タイムアウトを設定します。 connectTimeout: 10000, // 読み取りタイムアウトを設定します。 readTimeout: 10000, });import * as $Util from '@alicloud/tea-util'; // RuntimeOptions インスタンスを作成し、実行時パラメーターを設定します。 const runtime = new $Util.RuntimeOptions({ // 接続タイムアウトを設定します。 connectTimeout: 10000, // 読み取りタイムアウトを設定します。 readTimeout: 10000, });Config を使用してグローバルタイムアウトを設定できます。
const { Config } = require('@alicloud/openapi-client'); const config = new Config({ // 接続タイムアウトを設定します。 connectTimeout: 10000, // 読み取りタイムアウトを設定します。 readTimeout: 10000, });import * as $OpenApi from '@alicloud/openapi-client'; const config = new $OpenApi.Config({ // 接続タイムアウトを設定します。 connectTimeout: 10000, // 読み取りタイムアウトを設定します。 readTimeout: 10000, });