リソースにタグをバインドすると、Operation Orchestration Service (OOS) を使用して、タグによる自動化された運用保守 (O&M) を実装できます。
シナリオ
企業が使用するクラウドリソースの数は増え続けています。 そのため、リソースの O&M が重要になります。 しかし、手動の O&M では企業の要件を満たすことができません。 そこで、OOS を使用することで、O&M を自動化できます。OOS は、操作におけるベストプラクティスをコードとして提供します。 O&M ガイド、ユーザーガイド、操作ガイドなどのマニュアルからテンプレートを作成できます。 OOS を使用して自動化された O&M を実装する前に、タグを使用して、さまざまな側面からリソースを分類する必要があります。 リソースを分類することにより、OOS は O&M 時にタグでリソースを特定できるようになります。このように、タグサービスと OOS を組み合わせることで、企業にとって最適な O&M ソリューションが実現します。
メリット
複数のオブジェクトに対して自動化された O&M をまとめて実行できます。 たとえば、複数の ECS (Elastic Compute Service) インスタンスを、まとめて起動、停止、再起動できます。
複数のタグを一度に管理できます。 たとえば、複数のタグをまとめてバインドまたは変更することも可能です。
タグをベースに、操作のオーケストレーションをさまざまな側面から実装できます。 リソースに自動化された O&M を実装しない場合は、オーケストレーションタスクのスクリプトを変更する必要はありません。 必要なのは、Resource Management コンソールでリソースにバインドされているタグを変更することだけです。
手順
ビジネスの異なる側面に関するタグを使用して、一元管理のためにリソースを識別します。
OOS でテンプレートを作成し、そのテンプレートを実行して自動化された O&M を実装します。
ベストプラクティス
以下のトピックでは、OOS を使用して、タグにより自動化された O&M を実装するベストプラクティスについて説明します。