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Object Storage Service:OSS アクセラレータのモニタリング情報を表示する

最終更新日:Nov 09, 2025

OSS アクセラレータのモニタリングでは、[帯域幅使用量][使用量] [QPS][キャッシュヒット率][レイテンシー] の 4 つのメトリックが使用されます。これらのメトリックは、アクセラレータのパフォーマンスを把握し、キャッシュヒット率を向上させ、効率的なデータ伝送を確保するのに役立ちます。

OSS アクセラレータのキャッシュヒット率を向上させる方法

キャッシュヒット率が低い場合は、アクセラレーションパスを調整して、より多くのデータをキャッシュできます。また、必要に応じてキャッシュ容量を拡張して、頻繁なデータのエビクションを防ぐこともできます。これらの操作により、伝送パフォーマンスが向上します。

前提条件

OSS アクセラレータが作成されていること。詳細については、「アクセラレータの作成、変更、削除」をご参照ください。

モニタリングメトリックの説明

  • 帯域幅: 特定の期間における平均アウトバウンドトラフィック。このメトリックは、全体的なデータ伝送速度を反映します。

  • QPS: 特定の期間における、アクセラレータへの 1 秒あたりの平均アクセスリクエスト数。このメトリックは、アクセラレータへのアクセス頻度を示します。

  • ヒット率: 特定の期間にダウンロードされた合計データのうち、OSS アクセラレータキャッシュから正常にダウンロードされたデータの割合。値が高いほど、キャッシュが効率的に利用されていることを示します。

  • レイテンシー: キャッシュヒットの場合に OSS アクセラレータキャッシュからデータを伝送するのにかかった合計時間を、特定の期間におけるヒットリクエストの合計数で割った値。

モニタリング情報の表示

  1. バケットリストページに移動し、ターゲットバケットの名前をクリックします。

  2. バケット詳細ページの左側のナビゲーションウィンドウで、[バケット設定] > [OSS アクセラレータ] をクリックします。アクセラレータリストで、[操作] 列の [詳細] をクリックします。アクセラレータ詳細ページで、[アクセラレータのモニタリング] をクリックします。

  3. モニタリングの時間範囲を設定し、[検索] をクリックします。次の図に示すように、帯域幅使用量、QPS 使用量、ヒット率、レイテンシーなどのモニタリング情報を表示できます。

    image

    次の表に、OSS アクセラレータメトリックの詳細を示します。

    メトリック名

    メトリックの説明

    単位

    OSS アクセラレータのアウトバウンド

    OSS アクセラレータの平均アウトバウンドトラフィックレート

    Kbps

    オリジンフェッチのアウトバウンド

    標準 OSS の平均アウトバウンドトラフィックレート

    Kbps

    読み取りリクエスト

    1 秒あたりのクエリ数

    counts/s

    ヒット率

    アクセラレーションされたキャッシュデータのダウンロードにおけるヒット確率

    %

    キャッシュアクセス

    アクセラレーションされたキャッシュデータをダウンロードするための平均時間

    ms