問題の説明
ossfsを使用してObject Storage Service (OSS) バケットをLinuxにマウントした後、データをコピーしようとしたときに、「入出力エラー」メッセージが表示されました。
原因
このエラーは、システムディスクエラーが原因で報告されます。 このエラーが報告されたときに、ディスクに多数の読み取りおよび書き込みワークロードがあるかどうかを確認します。 たとえば、大きなファイルがコピーされている場合、読み取りおよび書き込みワークロードの数が多く、このエラーが報告されます。
解決策
問題を解決するには、次の手順を実行します。
ossfs -h
コマンドを実行して、部品関連のパラメーターを照会し、パラメーターの値を増やします。説明parallel_count: マルチパートアップロードでラージオブジェクトをアップロードするときの同時スレッド数。 既定値:5
multipart_size: マルチパートアップロードでデータがアップロードされるときのパーツのサイズ。 単位:MB。 デフォルト値は 10 です。 このオプションは、アップロードするオブジェクトの最大サイズを制限します。 マルチパートアップロードを使用する場合、アップロードできるパーツの最大数は10,000です。 デフォルトでは、アップロードできるオブジェクトの最大サイズは100 GBです。 このオプションの値を調整して、より大きなオブジェクトをアップロードできます。
ossfsは、これらのシナリオでは多くの制限があるため、大規模なファイルコピーや高同時読み取り /書き込みには適していません。 詳細については、「概要」をご参照ください。 OSSからECSインスタンスにオブジェクトをダウンロードする場合、またはオンプレミスECSインスタンスからOSSにファイルをアップロードする場合は、ossutilを使用してマルチパートアップロードおよびダウンロード操作を実行できます。 詳細については、「概要」をご参照ください。
適用範囲
OSS