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Object Storage Service:バケットACLの管理

最終更新日:Feb 26, 2024

バケットは、Object Storage Service (OSS) に保存されているオブジェクトのコンテナです。 OSS内のすべてのオブジェクトはバケットに保存されます。 このトピックでは、バケットのアクセス制御リスト (ACL) を設定およびクエリする方法について説明します。

使用上の注意

  • このトピックでは、中国 (杭州) リージョンのパブリックエンドポイントを使用します。 OSSと同じリージョンにある他のAlibaba CloudサービスからOSSにアクセスする場合は、内部エンドポイントを使用します。 OSSリージョンとエンドポイントの詳細については、「リージョンとエンドポイント」をご参照ください。

  • このトピックでは、アクセス資格情報は環境変数から取得します。 アクセス資格情報の設定方法の詳細については、「アクセス資格情報の設定」をご参照ください。

  • このトピックでは、OSSエンドポイントを使用してOSSClientインスタンスを作成します。 カスタムドメイン名またはSTS (Security Token Service) を使用してOSSClientインスタンスを作成する場合は、「初期化」をご参照ください。

  • バケットのACLを設定するには、oss:PutBucketAcl権限が必要です。 バケットのACLを照会するには、oss:GetBucketAcl権限が必要です。 詳細については、「RAMユーザーへのカスタムポリシーのアタッチ」をご参照ください。

バケットのACLの設定

次の表に、バケットACLを示します。

ACL

説明

メソッド

プライベート

バケット内のオブジェクトに対する読み取りおよび書き込み権限を持つのは、バケット所有者と許可されたユーザーのみです。 他のユーザーはバケット内のオブジェクトにアクセスできません。

oss2.BUCKET_ACL_PRIVATE

公開読み取り

バケット内のオブジェクトに対する読み取りおよび書き込み権限を持つのは、バケット所有者と許可されたユーザーのみです。 他のユーザーには、バケット内のオブジェクトに対する読み取り権限のみがあります。 ACLをこの値に設定するときは注意してください。

oss2.BUCKET_ACL_PUBLIC_READ

パブリック読み取り /書き込み

すべてのユーザーは、バケット内のオブジェクトに対する読み取りおよび書き込み権限を持っています。 ACLをこの値に設定するときは注意してください。

oss2.BUCKET_ACL_PUBLIC_READ_WRITE

次のコードは、バケットのACLを設定する方法の例を示しています。

# -*-コーディング: utf-8 -*-
oss2のインポート
oss2.credentialsからEnvironmentVariableCredentialsProviderをインポート
# 環境変数からアクセス資格情報を取得します。 サンプルコードを実行する前に、環境変数OSS_ACCESS_KEY_IDとOSS_ACCESS_KEY_SECRETが設定されていることを確認してください。 
auth = oss2.ProviderAuth(EnvironmentVariableCredentialsProvider())
# バケットが配置されているリージョンのエンドポイントを指定します。 たとえば、バケットが中国 (杭州) リージョンにある場合、エンドポイントをhttps://oss-cn-hangzhou.aliyuncs.comに設定します。 
# バケットの名前を指定します。 
bucket = oss2.Bucket(auth, 'https:// oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com ', 'yourBucketName')

# バケットのACLをprivateに設定します。 
bucket.put_bucket_acl(oss2.BUCKET_ACL_PRIVATE) 

バケットのACLの照会

次のサンプルコードは、バケットのACLを照会する方法の例を示しています。

# -*-コーディング: utf-8 -*-
oss2のインポート
oss2.credentialsからEnvironmentVariableCredentialsProviderをインポート
# 環境変数からアクセス資格情報を取得します。 サンプルコードを実行する前に、環境変数OSS_ACCESS_KEY_IDとOSS_ACCESS_KEY_SECRETが設定されていることを確認してください。 
auth = oss2.ProviderAuth(EnvironmentVariableCredentialsProvider())
# バケットが配置されているリージョンのエンドポイントを指定します。 たとえば、バケットが中国 (杭州) リージョンにある場合、エンドポイントをhttps://oss-cn-hangzhou.aliyuncs.comに設定します。 
# バケットの名前を指定します。 
bucket = oss2.Bucket(auth, 'https:// oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com ', 'yourBucketName')

# バケットのACLを照会します。 
print(bucket.get_bucket_acl().acl) 

参考資料

  • バケットのACLを管理するための完全なサンプルコードについては、『GitHub』をご参照ください。

  • バケットのACLを設定するためのAPI操作の詳細については、「PutBucketAcl」をご参照ください。

  • バケットのACLを照会するためのAPI操作の詳細については、「GetBucketAcl」をご参照ください。