バケットはオブジェクトを格納するためのコンテナーです。すべてのオブジェクトはバケットに格納する必要があります。このトピックでは、バケットの作成方法について説明します。
注意事項
このトピックでは、中国 (杭州) リージョンのパブリックエンドポイントを使用します。OSS と同じリージョンにある他の Alibaba Cloud サービスから OSS にアクセスする場合は、内部エンドポイントを使用します。OSS のリージョンとエンドポイントの詳細については、「リージョンとエンドポイント」をご参照ください。
このトピックでは、OSS エンドポイントを使用して OSSClient インスタンスを作成します。カスタムドメイン名または Security Token Service (STS) を使用して OSSClient インスタンスを作成する場合は、「初期化」をご参照ください。
OSS は、2025年10月13日 10:00 (UTC + 08:00) より、API、OSS SDK、または ossutil を使用して作成された新しいバケットに対して、デフォルトでパブリックアクセスブロックを有効にするための段階的な調整をすべてのリージョンで実施します。各リージョンで調整が有効になる正確な時間については、[公式発表] 新規作成バケットのパブリックアクセスブロック設定の調整をご参照ください。パブリックアクセスブロックが有効になると、パブリック ACL (パブリック読み取りおよびパブリック読み取り/書き込み) やパブリックアクセスを許可するバケットポリシーなど、パブリックアクセス権限を設定できなくなります。ビジネスでパブリックアクセスが必要な場合は、バケットの作成後にこの機能を無効にすることができます。
権限
デフォルトでは、Alibaba Cloud アカウント (root ユーザー) は完全な権限を持っています。Alibaba Cloud アカウント配下の RAM ユーザーまたは RAM ロールは、デフォルトではいかなる権限も持っていません。Alibaba Cloud アカウントまたはアカウント管理者は、RAM ポリシーまたはバケットポリシーを通じて操作権限を付与する必要があります。
API | アクション | 定義 |
PutBucket |
| バケットを作成します。 |
| バケットの作成後、バケット ACL を変更するにはこの権限が必要です。 |
サンプルコード
次のコードは、examplebucket という名前のバケットを作成する方法の例を示しています。
using Aliyun.OSS;
using Aliyun.OSS.Common;
// バケットが配置されているリージョンのエンドポイントに yourEndpoint を設定します。たとえば、バケットが中国 (杭州) リージョンにある場合、エンドポイントを https://oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com に設定します。
var endpoint = "yourEndpoint";
// 環境変数からアクセス認証情報を取得します。サンプルコードを実行する前に、OSS_ACCESS_KEY_ID および OSS_ACCESS_KEY_SECRET 環境変数が設定されていることを確認してください。
var accessKeyId = Environment.GetEnvironmentVariable("OSS_ACCESS_KEY_ID");
var accessKeySecret = Environment.GetEnvironmentVariable("OSS_ACCESS_KEY_SECRET");
// バケット名を指定します。
var bucketName = "examplebucket";
// バケットが配置されているリージョンを指定します。たとえば、バケットが中国 (杭州) リージョンにある場合、リージョンを cn-hangzhou に設定します。
const string region = "cn-hangzhou";
// ClientConfiguration インスタンスを作成し、必要に応じてデフォルトパラメーターを変更します。
var conf = new ClientConfiguration();
// 署名バージョン 4 を使用します。
conf.SignatureVersion = SignatureVersion.V4;
// OssClient インスタンスを作成します。
var client = new OssClient(endpoint, accessKeyId, accessKeySecret, conf);
client.SetRegion(region);
// バケットを作成します。
try
{
var request = new CreateBucketRequest(bucketName);
// アクセス制御リスト (ACL) を公開読み取りに設定します。デフォルトの ACL は非公開です。
request.ACL = CannedAccessControlList.PublicRead;
// データディザスタリカバリタイプをゾーン冗長ストレージに設定します。
request.DataRedundancyType = DataRedundancyType.ZRS;
client.CreateBucket(request);
Console.WriteLine("バケットの作成に成功しました");
}
catch (Exception ex)
{
Console.WriteLine("バケットの作成に失敗しました。{0}", ex.Message);
}