append-object - Object Storage Service - Alibaba Cloud ドキュメントセンター

append-object コマンドは、オブジェクトにデータを追加します。

注意事項

append-object コマンドを使用して作成される最終的なオブジェクトは 5 GB を超えることはできません。
append-object コマンドは、指定されたカスタマーマスターキー (CMK) ID を使用した Key Management Service (KMS) によるサーバ側暗号化をサポートしていません。

権限

デフォルトでは、Alibaba Cloud アカウントは完全な権限を持っています。 Alibaba Cloud アカウント配下の RAM ユーザーまたは RAM ロールは、デフォルトでは何の権限も持っていません。 Alibaba Cloud アカウントまたはアカウント管理者は、RAM ポリシーまたはバケットポリシーを通じて操作権限を付与する必要があります。

API

アクション

定義

AppendObject

oss:PutObject

この操作を呼び出して、既存のオブジェクトにオブジェクトを追加することで、オブジェクトをアップロードできます。

oss:PutObjectTagging

既存のオブジェクトにオブジェクトを追加してアップロードする際に、x-oss-tagging を通じてオブジェクトタグを指定する場合、この権限が必要です。

コマンド構文

ossutil api append-object --bucket value --key value --position value [flags]

パラメーター	タイプ	説明
--body	string	リクエストボディ。
--bucket	string	バケットの名前。
--cache-control	string	オブジェクトのウェブページのキャッシュ動作。
--content-disposition	string	オブジェクトがダウンロードされる際のファイル名。
--content-encoding	string	オブジェクトコンテンツのエンコード形式。
--content-md5	string	オブジェクトコンテンツの MD5 ハッシュ。このリクエストヘッダーは、メッセージの内容が送信された内容と同じであるかを確認するために使用されます。
--expires	string	有効期限。
--key	string	オブジェクトの完全なパス。
--metadata	stringArray	オブジェクトのメタデータ。カスタムメタデータを指定するには、x-oss-meta-* というプレフィックスが付いたパラメーターを設定します。
--object-acl	string	オブジェクトのアクセス制御リスト (ACL)。
--position	string	データの追加を開始するポジション。
--server-side-encryption	string	サーバ側暗号化方式。
--storage-class	string	オブジェクトのストレージクラス。
--tagging	string	オブジェクトのタグ。複数のタグを指定できます。例：TagA=A&TagB=B。

説明

append-object コマンドは AppendObject API 操作に対応しています。 API 操作のパラメーターの詳細については、「AppendObject」をご参照ください。
サポートされているグローバルコマンドラインオプションの詳細については、「グローバルコマンドラインオプション」をご参照ください。

例

文字列から exampleobject という名前のオブジェクトにデータを追加します。
```
ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss"
```

ファイルから exampleobject という名前のオブジェクトにデータを追加します。

ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body file://appendFile

文字列から exampleobject という名前のオブジェクトにデータを追加し、カスタムメタデータを含めます。

ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss" --metadata user=aliyun --metadata email=ali***@aliyuncs.com

文字列から exampleobject という名前のオブジェクトにデータを追加し、オブジェクトタグを指定します。
```
ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss" --tagging "TagA=A&TagB=B"
```
文字列から exampleobject という名前のオブジェクトにデータを追加し、オブジェクトのアクセス制御リスト (ACL) とストレージクラスを指定します。
```
ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss" --object-acl private --storage-class IA
```

文字列から exampleobject という名前のオブジェクトにデータを追加し、サーバ側暗号化方式を指定します。

ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss" --body "hi oss" --server-side-encryption AES256

文字列からデータを追加し、オブジェクトがダウンロードされる際のウェブページのキャッシュ動作を指定します。
```
ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss" --cache-control no-cache
```

文字列からデータを追加し、オブジェクトがダウンロードされる際のファイル名を指定します。

ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss" --content-disposition "attachment;filename=oss_download.jpg"

文字列から exampleobject という名前のオブジェクトにデータを追加し、オブジェクトの Content-MD5 ハッシュを指定します。
```
ossutil api append-object --bucket examplebucket --key exampleobject --position 0 --body "hi oss" --content-md5 ohhnqLBJFiKkPSBO1eNaUA==
```