Log Service では、行単位でログを収集し、インデックスを設定できます。 Log Service コンソールで必要な設定を指定できます。

このタスクについて

行単位でログを収集するには、シンプルモードを選択する必要があります。 このモードでは、ログデータの各行が 1 つのログエントリと見なされます。 ログファイル内の 2 つのログエントリは、改行で区切られます。

Logtail は、このモードではログフィールドを抽出しません。 デフォルトの正規表現は (.*) です。 Logtail は、現在のサーバーのシステム時刻をログエントリのタイムスタンプとして記録します。 設定手順を完了後、Logtail の詳細設定を変更または管理できます。 詳細については、「Logtail 設定の作成」をご参照ください。

シンプルモードを選択後、ファイルディレクトリとファイル名を指定します。 Logtail は、ログフィールドを抽出することなくログを行単位で収集します。 Logtail は、ログエントリが収集されたシステム時刻をログエントリのタイムスタンプとして記録します。

このトピックでは、Logtail を設定して行単位でログを収集する方法について説明します。 ログ収集の設定手順の詳細については、「テキストファイルの収集」をご参照ください。

ログ収集の設定手順

  1. ログソースを選択します。
    [単一行テキストのログ] をクリックします。
  2. Logtail を設定します。
    下表に、Logtail の設定項目の一覧を示します。
    設定項目 説明
    設定名 設定名には、小文字、数字、ハイフン (-)、アンダーバー (_) のみ使用できます。 小文字または数字で開始、終了し、の長さは 3 文字から 128 文字とする必要があります。
    設定名は、作成後に変更できません。
    ログパス ログファイルのディレクトリおよび名前を指定します。
    • ログファイル名として、完全なファイル名またはワイルドカードを含むファイル名が使用できます。 ファイルの命名規則の詳細については、「Wildcard matching」をご参照ください。
    • ログファイルの検索では、再帰的なディレクトリ照合を採用しています。 この照合方法を適用すると、指定したディレクトリおよびそのすべてのサブディレクトリの下にある指定したファイル名に一致するすべてのファイルがモニターされます。
      • 例 1:/apsara/nuwa/ …/*.log は、/apsara/nuwa ディレクトリおよびそのすべてのサブディレクトリの下にある、拡張子が .log のファイルがモニターされることを表しています。
      • 例 2:/var/logs/app_* …/*.log* は、以下のディレクトリにある、ファイル名に .log が含まれているファイルがモニターされることを表しています: app_* 形式およびこれらの一致するサブディレクトリのすべてのサブディレクトリに一致する /var/logs ディレクトリのサブディレクトリ。
      • 1 つのファイルは、1 つの設定セットによってのみ収集できます。
      • アスタリスク (*) および疑問符 (?) のみログパス内のワイルドカードとして使用できます。
    Docker ファイル 収集するログファイルが Docker コンテナーにある場合、内部パスおよびコンテナータグを設定できます。 Logtail は、コンテナーの作成および破棄を自動的にモニターし、タグに基づいてコンテナーのログをフィルターし、フィルターしたログを収集します。 詳細については、「コンテナテキストログ」をご参照ください。
    Mode ログソースに対して単一行テキストログを指定している場合、デフォルトモードはシンプルモードです。 モードは手動で変更できます。
    解析に失敗したログを除外 解析できないログを Log Service にアップロードするかどうかを指定します。
    • この機能を有効にすると、解析に失敗したログは Log Service にアップロードされません。
    • この機能を無効にすると、ログの解析に失敗した場合に生ログが Log Service にアップロードされます。
    モニターディレクトリの最大階層数 ログソースからログが収集される場合に再帰的にモニターできるディレクトリ階層の最大数を指定します。 値の範囲は 0 から 1000 です。 値 0 は、ログパスで指定したディレクトリのみがモニターされることを示します。

設定を指定後、行単位でログの収集を開始できます。