Log Service システムアーキテクチャは、下図のとおりです。

Logtail
Logtail は、ログを迅速に収集するのに役立つエージェントで、次の機能があります。
- ログファイルから排他制御でログ収集
- 読み取りファイルのみ
- 読み取り処理中は排他制御
- 安全で信頼性が高い
- ログローテーションにより、データを損失することがない
- ローカルにキャッシュ
- ネットワークの例外があった場合には再試行
- 便利な管理
- Web 上で管理
- 視覚化の設定可
- 包括的なセルフプロテクション
- プロセスの消費 CPU と消費メモリをリアルタイムにモニタリング
- メモリ使用量に上限あり
フロントエンドサーバー
フロントエンドサーバは、 LVS + Nginx で構築されており、次の機能があります。
- HTTP プロトコルおよび REST プロトコル
- 水平スケーリング
- トラフィック増量時に水平スケーリング
- フロントエンドサーバーを追加することにより、処理能力の向上に迅速に対応
- 高スループットで低遅延
- 純粋な非同期処理 - リクエストの例外により、他のリクエストに影響を及ぼさない
- ログ専用 Lz4 圧縮の採用により、各マシンの処理能力を向上し、ネットワーク帯域幅を削減
バックエンドサーバー
バックエンドは、複数のマシンに処理が分散されます。Logstore のデータは、MaxCompute にリアルタイムに保存、インデックス作成、クエリ、転送します。バックエンドサービス全体は次のように機能します。
- 高いデータセキュリティ
- 各ログを 3 か所に格納
- ディスクの損壊、マシンのハードウェア/ソフトウェアにシステムエラーが発生した場合、データを自動複製、自動修復
- 安定したサービス
- プロセスのクラッシュや長時間マシン応答のない場合は、自動的に Logstore を移行
- 自動 Server Load Balancer により、トラフィックを各マシンに均等に分配
- 異常なユーザー操作が、他のユーザーに影響を及ぼすことのないよう厳格に制限
- 水平スケーリング
- シャード単位に水平スケーリング
- スループット向上に、シャードを動的に追加可能