このトピックでは、Lindorm コンピュートエンジン用の JAR ジョブを開発する手順について説明します。
前提条件
Lindorm インスタンスが作成され、そのインスタンスで LindormTable が有効化されていること。 詳細については、「インスタンスの作成」をご参照ください。
Lindorm インスタンスでコンピュートエンジンサービスが有効化されていること。 詳細については、「サービスの有効化、スペックアップ、またはスペックダウン」をご参照ください。
Java 環境がインストールされていること。 JDK 1.8 以降のバージョンが必要です。
ステップ 1: 依存関係の設定
Lindorm コンピュートエンジンの JAR ジョブは、Spark 3.3.1 のコミュニティ版に依存します。 scope フィールドを provided に設定する必要があります。 次のコードは例です。
<!-- 例 -->
<dependency>
<groupId>org.apache.spark</groupId>
<artifactId>spark-core_2.12</artifactId>
<version>3.3.1</version>
<scope>provided</scope>
</dependency>ステップ 2: 権限の構成
Spark SQL を使用して LindormTable のデータにアクセスする場合は、ユーザー名とパスワードを設定する必要があります。 データへのアクセス方法の詳細については、「LindormTable のデータにアクセスする」をご参照ください。 次のコードは例です。
SparkConf conf = new SparkConf();
conf.set("spark.sql.catalog.lindorm_table.username", "root");
conf.set("spark.sql.catalog.lindorm_table.password", "root");パラメーター | 値 | 説明 |
spark.sql.catalog.lindorm_table.username | デフォルトのユーザー名は root です。 | LindormTable へのアクセスに使用されるユーザー名です。 |
spark.sql.catalog.lindorm_table.password | デフォルトのパスワードは root です。 | LindormTable へのアクセスに使用されるパスワードです。 |
ステップ 3: パラメーターの構成
Lindorm コンピュートエンジンが提供する設定項目とメソッドの詳細については、「ジョブ設定」をご参照ください。
ステップ 4: コード例
JAR ジョブ開発は、Spark 3.3.1 のコミュニティ版と完全に互換性があります。 コード例については、「Spark ジョブの例」をご参照ください。
ステップ 5: ジョブの送信
Lindorm コンピュートエンジンでは、次の 2 つの方法でジョブを送信および管理できます。
Lindorm コンソールでジョブを送信します。 詳細については、「コンソールでのジョブの管理」をご参照ください。
DMS を使用してジョブを送信します。 詳細については、「DMS を使用したジョブの管理」をご参照ください。