このトピックでは、HSMでgenSymKeyコマンドを使用して対称キーを生成するプロセスについて説明します。
機能の説明
genSymKeyコマンドを使用すると、HSM上に対称キーを作成できます。実行が成功すると、HSMからキーハンドルを提供します。これはキーの識別子として機能します。
このコマンドを実行する前に、key_mgmt_toolを開始し、CU IDでHSMにログオンしていることを確認します。
構文
以下の構文で説明するパラメーターを入力します。 パラメーターの詳細については、「パラメーター」をご参照ください。
genSymKey -t <key-type>
-s <key-size>
-l <label>
[-id <key-ID>]
[-min_srv <minimum-number-of-servers>]
[-m_value <0..8>]
[-nex]
[-sess]
[-timeout <number-of-seconds> ]
[-u <user-ids>]
[-attest]
パラメーターは、構文で指定された順序で入力する必要があります。
例
以下は、ラベル「aes256」を有する256ビットAES鍵を生成する例である。
Command: genSymKey -t 31 -s 32 -l aes256
Cfm3GenerateSymmetricKey returned: 0x00 : HSM Return: SUCCESS
Symmetric Key Created. Key Handle: 16
Cluster Status:
Node id 0 status: 0x00000000 : HSM Return: SUCCESSSUCCESS
Parameters
パラメーター名 |
説明 |
必須 / 任意 |
有効な値 |
-t |
生成する対称キーのタイプを決定します。 |
対象 |
|
-s |
キーサイズをビット単位で設定します。 |
対象 |
|
-l |
キーにラベルを割り当てます。 |
対象 |
特定の要件なし |
-id |
生成されるキーのIDを指定します。 |
非対象 |
特定の要件なし |
-sess |
キーをセッションキーとしてマークします。 |
非対象 |
特定の要件なし |
-nex |
キーを非エクスポート型として指定します。 |
非対象 |
特定の要件なし |
-u |
キーへのアクセスを許可されたユーザーIDを、複数のユーザーのコンマで区切って一覧表示します。 |
非対象 |
特定の要件なし |
-m_value |
生成されたキーを利用できるユーザーの最大数を定義します。. |
非対象 |
特定の要件なし |
-証明 |
ファームウェアレスポンスの整合性の検証を行います。 |
非対象 |
特定の要件なし |
-min_srv |
|
非対象 |
特定の要件なし |
-タイムアウト |
|
非対象 |
特定の要件なし |