このトピックでは、通信モジュールを含むデモボードにマイクロコントローラ (MCU) を接続する方法について説明します。 また、開発環境の構築、プロジェクトの作成、デバイスSDKのインポート、およびプロジェクトの構成方法についても説明します。
背景情報
次の図は、デモボードを示しています。
- NUCLEO-F103RB
次の図は、デモボードのピンを示しています。
- SIM800Cミニv2.0
次の図は、デモボードのピンを示しています。
ピン 説明 PWR 電源スイッチ。 自動電源オンはデフォルトで有効になっています。 STA ステータス。 GND 地面。 RXD データを受信します。 TXD データを送信します。 EN 有効にします。 VIN 5 V〜18 Vの入力。
デモボードの接続
各デモボードのRXDピンを各デモボードのTXDピンに接続します。 これにより、接続を確立してATコマンドを実行できます。 デモボードの接続方法を次の図に示します。

開発環境の構築
このトピックでは、例としてSTM32CubeMXツールを使用します。 詳細については、「STM32Cube Ecosystem」をご参照ください。
- STM32CubeMXツールを開き、[新しいプロジェクト] をクリックします。
- Board Seletorタブで、NUCLEO-F103RBを検索し、STM32F103RBTxをクリックします。
- 右上隅にある [プロジェクトの開始] をクリックします。
- 左側のナビゲーションウィンドウで、[接続] をクリックし、MCUと通信モジュール間の通信ポートとして [USART1] を選択します。 次のように進みます。
- [モード] を [非同期] に設定します。
- [設定] セクションで、次のパラメーターを設定します。
- [GPIO設定] タブで、[ピン] フィールドで [PA9] と [PA10] を選択します。
- NVIC設定タブで、USART1グローバル割り込みを有効に設定します。
- 左側のナビゲーションウィンドウで、[ミドルウェア] をクリックし、[FREERTOS] を選択し、USE_COUNTING_SEMAPHORESを [有効] に設定し、TOTAL_HEAP_SIZEを設定します。 各スレッドはヒープを共有できます。
- [プロジェクトマネージャー] タブで、[プロジェクト] セクションの設定を完了します。
- ページの右上隅にある [コードの生成] をクリックして、プロジェクトのコードを生成します。