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Intelligent Media Services:概要

最終更新日:Feb 25, 2025

このトピックでは、Intelligent Media Services (IMS) が提供する MediaWeaver の広告挿入機能について紹介します。

機能紹介

MediaWeaver の広告挿入は、パーソナライズされた広告をライブおよびビデオオンデマンド (VOD) コンテンツにスティッチするサーバー側の広告挿入サービスです。この機能を使用するには、広告配信サーバー (ADS) とメディアソースを準備する必要があります。詳細については、「サポートされているプロトコル」をご参照ください。

概念

  • サーバーサイド広告挿入

    サーバー側で、メディアソース内の広告マーカーに基づいて広告をフェッチし、メディアコンテンツに挿入できるようにする技術です。

  • 広告マーカー

    動画に広告を挿入するタイミングと期間を指定するタグです。広告は、広告マーカーに従ってフェッチされます。

  • 広告配信サーバー (ADS)

    特定の視聴者に配信する広告を決定する広告サーバーです。 ADS は、広告フェッチのために MediaWeaver に広告 URL を返します。

  • パーソナライズ広告

    同じ動画コンテンツを視聴している場合でも、ユーザーごとに異なる広告を表示できる機能です。

  • Slate 広告

    広告のブレークが広告の差し替えで埋められない場合に再生される広告です。

仕組み

次の図は、MediaWeaver が動画コンテンツに広告をスティッチする方法を説明しています。

Flow Diagram

  1. プレーヤーまたはコンテンツ配信ネットワーク (CDN) が MediaWeaver に動画コンテンツのリクエストを送信します。リクエストには、視聴者に関する情報を含むパラメーターが含まれている場合があります。

  2. MediaWeaver は、ソースから動画コンテンツのマニフェストを取得します。マニフェストには広告マーカーが含まれています。

  3. MediaWeaver は、広告マーカーに基づいて ADS にリクエストを送信します。最初の再生リクエストに視聴者パラメーターが含まれている場合、それらは処理され、ADS へのリクエストに書き込まれます。 ADS は視聴者情報に基づいて広告を選択し、パーソナライズ広告への URL を VAST または VMAP 応答で MediaWeaver に返します。

  4. MediaWeaver は広告をフェッチし、プロトコル、解像度、ビットレートなど、元の動画コンテンツのエンコーディング特性と一致するようにトランスコードします。

  5. MediaWeaver は、ADS から返された広告 URL を含めるように動画コンテンツのマニフェストを操作します。

  6. MediaWeaver は、リクエスト元の CDN またはプレーヤーに広告 URL を含むマニフェストを返します。

参照

広告挿入の使用方法については、「広告挿入の使用を開始する」をご参照ください。