Phoenix を使用すると、SQL ステートメントを実行して、ApsaraDB for HBase に格納されているデータをクエリできます。 Phoenix は、SQL ステートメントを 1 つ以上の HBase API 操作に変換し、コプロセッサおよびカスタムフィルタと共にクエリを実行します。 Phoenix は、単純なクエリをミリ秒単位で完了できます。
詳細については、Apache Phoenix の公式 Web サイトをご参照ください。
背景情報
Ali-Phoenix は、オープンソースクライアント(オープンソース 4.12)と互換性があります。
Ali-Phoenix にはインターネット経由でアクセスできます。
Ali-Phoenix は、Apache Phoenix の複数のバグを修正します。
Ali-Phoenix には新機能が追加され、パフォーマンスが最適化されています。
手順
ApsaraDB for HBase クラスタと同じネットワーク内にある Elastic Compute Service (ECS) インスタンスを作成します。
ECS インスタンスで、対応するバージョンの Phoenix クライアントをダウンロードします。この例では、4.12.0-AliHBase-1.1-0.9 バージョンを使用します。
wget https://hbase-opt.oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com/ali-phoenix-4.12.0-AliHBase-1.1-0.9.tar.gz
次のコマンドを実行して、ダウンロードしたパッケージを解凍します。
tar zxvf ali-phoenix-4.12.0-AliHBase-1.1-0.9.tar.gz
接続先の ApsaraDB for HBase クラスタのホワイトリストにクライアント IP アドレスを追加します。
次のコマンドを実行して、ECS インスタンスのプライベート IP アドレスを表示します。
hostname -i
次に、返された ECS インスタンスのプライベート IP アドレスを ApsaraDB for HBase クラスタのホワイトリストに追加します。詳細については、「ホワイトリストとセキュリティグループを設定する」をご参照ください。
SQLLine を起動します。
ApsaraDB for HBase コンソールのクラスタ詳細ページで、ZooKeeper のエンドポイントを取得します。次に、
bin/sqlline.py
で次のコマンドを実行します。./sqlline.py hb-bp19142ir9xxxxxx-001.hbase.rds.aliyuncs.com,hb-bp19142ir9ruxxxxx-002.hbase.rds.aliyuncs.com,hb-bp19142ir9ruxxxxx-004.hbase.rds.aliyuncs.com
コマンド出力が
jdbc:xxxx>
のような場合は、SQLLine が起動しています。次のコマンドを実行して、構成が成功したかどうかを確認します。
!tables
テーブルのリストが返された場合、構成は成功です。その後、HBase SQL サービスの使用を開始できます。
次のコマンドを実行して、Phoenix を終了します。
!quit
関連情報
詳細については、「HBase SQL (Phoenix) を使い始める」をご参照ください。