標準 GA インスタンスを作成した後、標準 GA インスタンスのリスナーを設定します。リスナーは接続リクエストをチェックし、リスナーのルーティングタイプで定義された転送メソッドに基づいてトラフィックをエンドポイントに配信します。
リスナープロトコル
GA インスタンスごとに最大 50 個のリスナーを作成できます。リスナーは、TCP、UDP、HTTP、および HTTPS プロトコルをサポートしています。アプリケーションシナリオに基づいてリスナープロトコルを選択できます。
プロトコル | 説明 | シナリオ |
TCP |
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UDP |
| ビデオチャットやリアルタイムの金融市場データプッシュなど、リアルタイムパフォーマンスを優先し、信頼性要件が低いシナリオに適しています。 |
HTTP |
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HTTPS |
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リスナールーティングタイプ
リスナーは、スマートルーティングとカスタムルーティングの 2 種類のルーティングタイプをサポートしています。アプリケーションシナリオに基づいてルーティングタイプを選択できます。
カスタムルーティングリスナー機能は招待プレビューとして提供されています。この機能を利用するには、アカウントマネージャーにお問い合わせください。リクエストが承認されると、リスナーのルーティングタイプを選択できるようになります。
スマートルーティングリスナー
スマートルーティングは、標準リスナーのデフォルトのルーティングタイプです。 GA は、地理的な場所やネットワークリンクの状態などのレイテンシー要因に基づいて、近くの正常なエンドポイントグループを自動的に選択し、クライアントリクエストを最適なエンドポイントに転送します。
このルーティングタイプは、グローバルなトラフィックを詳細に制御する必要があるアプリケーションに適しています。エンドポイントグループとエンドポイントにトラフィックの重みを設定して、要件を満たすことができます。例としては、ブルーグリーンデプロイメント、A/B テスト、マルチリージョンデプロイメント、リージョンごとのサービスの段階的廃止やスペックアップ、マルチリージョンでのディザスタリカバリなどがあります。アプリケーションシナリオと例の詳細については、「複数のエンドポイントグループのトラフィック分散の原則とシナリオ」および「GA を使用したリージョン間のスムーズなトラフィック切り替え」をご参照ください。
スマートルーティングリスナーは、TCP、UDP、HTTP、HTTPS プロトコルをサポートしています。
カスタムルーティングリスナー
GA は、設定されたリスナーのポート範囲、エンドポイントグループの宛先ポート範囲、およびエンドポイント (vSwitch) の IP アドレスに基づいて、ポートマッピングテーブルを生成します。カスタムルーティングリスナーは、このポートマッピングテーブルを使用して、クライアントトラフィックを vSwitch 上の特定の IP アドレスとポートにルーティングします。
このルーティングタイプは、クライアントをバックエンドサービスに正確にマッピングする必要があるアプリケーションに適しています。複数のユーザーを特定のサーバーに割り当てることができます。例としては、マルチプレイヤーゲーム、ビデオ会議、バーチャルクラスルームなどがあります。カスタムルーティングリスナーの仕組みと使用例の詳細については、「カスタムルーティングリスナーの仕組み」をご参照ください。
カスタムルーティングリスナーは、TCP および UDP プロトコルのみをサポートします。エンドポイントグループを設定する際にプロトコルを指定する必要があります。設定されたエンドポイントグループの各宛先ポート範囲に対して、1 つ以上のプロトコルを指定できます。TCP、UDP、またはその両方を指定できます。
単一の GA インスタンスは、異なるルーティングタイプのリスナーを同時にサポートすることはできません。リスナーの設定後、ルーティングタイプは変更できません。詳細については、「スマートルーティングとカスタムルーティングリスナーの比較」をご参照ください。
リスナーポート
リスナーポートはリクエストを受信し、エンドポイントに転送します。
スマートルーティングリスナーのポート
同一の GA インスタンス上のスマートルーティングリスナーでは:
TCP、HTTP、HTTPS リスナーのポートは同じにできません。
UDP リスナーのポートは、HTTP/3 が有効になっている HTTPS リスナーのポートと同じにできません。
次の表に、設定可能なポート数と各リスナープロトコルの制限を示します。
リスナープロトコル | 設定可能なリスナーポート範囲 | リスナーポートのクォータ |
TCP | 1~65499 | 30。
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UDP | 1~65499 | 30。
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HTTP | 1~65499 | 1。 |
HTTPS | 1~65499 | 1. |
GA インスタンスの課金方法に基づいて、TCP リスナーおよび UDP リスナーには以下の制限が適用されます:
従量課金モード
1 つのリスナーに対して、連続したポートを含む複数のポート範囲を設定できます。設定可能なポート範囲は 1~65499 です。ポート範囲は重複できません。
1 つのリスナーに追加できるポート数は、gaplus_quota_port_per_listener クォータに依存します。設定された各ポートまたはポート範囲は 1 クォータを消費します。
1 つの GA インスタンス上のすべてのリスナーに追加できるポートの総数 (個別のポートとポート範囲を含む) は、gaplus_quota_listener_per_accelerator クォータに依存します。1 つの GA インスタンス上のすべてのリスナーに追加するポートとポート範囲の総数は、gaplus_quota_listener_per_accelerator クォータを超えることはできません。
説明gaplus_quota_listener_per_accelerator クォータのデフォルト値は 50 です。クォータの引き上げをリクエストするには、ビジネス マネージャーにお問い合わせください。
たとえば、GA インスタンスの TCP リスナーにポート
1,3-350,400-800を設定した場合、これは gaplus_quota_port_per_listener クォータの 3 ユニットを消費します。この TCP リスナーには、さらに最大 27 個のポートまたはポート範囲を追加できます。この TCP リスナーのポートとポート範囲の数が 30 に達した場合、同じ GA インスタンス上の他の TCP または UDP リスナーには最大 20 個のポートまたはポート範囲を追加できます。
リスナーポートを設定した後、ポートまたはプロトコルを変更するとトラフィックが中断される可能性があります。 この操作は慎重に実行する必要があります。 オフピーク時、またはトラフィックを別の GA インスタンスに切り替えた後に、これらの変更を実行することをお勧めします。
サブスクリプションモード
1 つのリスナーに追加できるポート数は、gaplus_quota_port_per_listener クォータに依存します。各ポートは 1 クォータを消費します。
たとえば、GA インスタンスの TCP リスナーにポート
1,3-5を設定した場合、4 つの gaplus_quota_port_per_listener クォータが消費されます。この TCP リスナーには、さらに最大 26 個のポートを追加できます。デフォルトでは、1 つのリスナーに対して 300 を超える連続したポートの範囲を設定できます。300 を超える連続したポートを持つリスナーは、大量ポートリスナーと呼ばれます。大量ポートリスナーには、次の制限が適用されます。
TCP または UDP リスナーで 300 を超える連続ポート範囲を設定できない場合、GA インスタンスのバージョンがこの機能をサポートしていない可能性があります。この機能を使用するには、ビジネス担当者に連絡してインスタンスをスペックアップしてください。
300 を超えるポートを設定する必要があります。最大 65,499 ポートまで設定できます。
各サブスクリプション GA インスタンスは、1 つの大量ポートリスナーのみをサポートします。
大量ポートリスナーは、gaplus_quota_port_per_listener クォータの 1 ユニットを消費します。
たとえば、GA インスタンスに TCP 1-400、TCP 443、UDP 200-210、UDP 230-240 のリスナーを設定する必要がある場合、TCP 1-400 は大量ポートリスナーになります。
リスナーポートを設定した後、ポートまたはプロトコルを変更すると、トラフィックが中断される可能性があります。 この操作は慎重に実行してください。 これらの変更は、オフピーク時に実行するか、別の GA インスタンスにトラフィックを切り替えた後に実行することを推奨します。
カスタムルーティングリスナーのポート
カスタムルーティングリスナーのポートには、次の制限が適用されます。
設定可能なポートの範囲は 1 から 65499 です。ポート 25、250、4789、および 4790 はシステムによって予約されています。システムは、ポートマッピングテーブルを生成する際に、予約済みのポートを自動的に無視します。従量課金の GA インスタンスはポート 6081 をサポートしていません。
設定するリスナーポート範囲は、関連するエンドポイントグループとそのエンドポイント内のポートと IP アドレスの組み合わせの数を決定します。リスナーポートの数は、次の要件を満たす必要があります:
リスナーポートの数 (システム予約ポートを除く) ≥ エンドポイントグループの総ポート数 × エンドポイントグループ内のすべての vSwitch の総 IP アドレス数。リスナーには大きなポート範囲を設定することを推奨します。たとえば、エンドポイントグループの宛先ポート範囲が 81-85 (5 ポート) で、すべての vSwitch エンドポイントの IP アドレスの総数が 16 の場合、リスナーポート範囲には少なくとも 80 ポート (5 × 16 = 80) を含める必要があります。リスナーポート範囲は 101-180 に設定できますが、101-179 には設定できません。リスナーポート範囲が必要より小さい場合、リスナーは作成できません。
リスナーポートを設定した後、ポート範囲を変更する際に、既存のマッピングがあるポートを削除することはできません。
たとえば、元のリスナーポート範囲が 100-10000 で、ポートマッピングテーブルにポート 199 とエンドポイントの宛先ポート 80 の間にマッピングが存在する場合、リスナーポート範囲を 20-10000 に拡張することはできます。ただし、リスナーポート範囲を 200-10000 に狭めることはできません。
同一 GA インスタンス上のリスナーポートは、リスナー間で重複させることはできません。