このトピックでは、Object Storage Service (OSS) のアクセラレーションエンドポイントをFunction ComputeおよびCloudFlowとともに使用して、費用対効果の高いクロスボーダーオブジェクトの同期および送信システムを迅速に構築する方法について説明します。
適用シナリオ
オブジェクトの国境を越えた転送が必要です。
国境を越えたデータ転送のコストは厳密に管理する必要があります。
アプリケーションは遅延に敏感ではなく、ネットワークのジッターによる同期遅延を受け入れることができます。
データの転送に使用されるシステムは柔軟性があり、大規模なファイル書き込みを処理するようにスケーリングできます。
ソリューションの概要
次の図は、ソリューションのアーキテクチャを示しています。
プロセスの説明:
ECS (Elastic Compute Service) は、中国 (上海) および米国 (シリコンバレー) リージョンのOSSバケットにアクセスしてデータを生成およびアップロードするアプリケーションをシミュレートします。
データは、内部の同じリージョンのエンドポイントを使用して、中国 (上海) のOSSバケットにアップロードされます。
オブジェクトがOSSにアップロードされると、Function ComputeはCloudFlowを呼び出します。 各ワークフローはオブジェクトをアップロードし、オブジェクトがシリコンバレーのOSSアクセラレーションドメイン名を介して迅速に同期されるようにします。
ECSは、米国 (シリコンバレー) のローカルユーザーをシミュレートしてOSSオブジェクトを読み取り、データが正しいかどうかを確認します。
メリット
低O&Mコスト: 開発者はコードロジックに集中できます。
低ネットワークコスト: Cloud Enterprise network (CEN) およびExpress Connectモードと比較して、ネットワークコストが削減されます。
低デプロイコスト: オブジェクトがOSSにアップロードされた後、Function Computeはオンデマンドで自動的にCloudFlowを呼び出し、ECSリソースを準備する必要はありません。
高い弾力性と効率性: 1つのオブジェクト同期タスクがCloudFlowタスクをトリガーします。 リソースを十分に活用し、データ同期を効率的に実行できます。