すべてのプロダクト
Search
ドキュメントセンター

Realtime Compute for Apache Flink:Blackhole コネクタ

最終更新日:Jan 07, 2025

このトピックでは、Blackhole コネクタの使用方法について説明します。

背景情報

Blackhole コネクタはデプロイのデバッグに使用され、すべての入力データレコードを受信できます。 別のコネクタタイプを使用するシンクテーブルを作成するときにエラーが返された場合、システムエラーが原因であるか、シンクテーブルの WITH 句のパラメータの無効な構成が原因であるかを判断できない場合は、connector パラメータの値を blackhole に変更し、[検証] タブの右上隅にあるをクリックします。 エラーが返されない場合は、システムは正常です。 WITH 句のパラメータの構成を確認する必要があります。

Blackhole コネクタは、次のデバッグシナリオで使用できます。

  • デプロイが RUNNING 状態のときにパフォーマンス消費が発生するかどうかを確認します。 これは、テーブルにデータを挿入するときのパフォーマンス消費への影響を軽減するのに役立ちます。

  • ユーザー定義関数(UDF)の出力データが有効かどうかを確認します。 Blackhole コネクタを使用して、UDF の出力データを表示できます。 Blackhole コネクタを使用する場合、物理テーブルを使用して UDF の出力データが有効かどうかを確認する必要はありません。

次の表に、Blackhole コネクタでサポートされている機能を示します。

項目

説明

テーブルタイプ

シンクテーブル

実行モード

バッチモードとストリーミングモード

データ形式

該当なし

メトリック

該当なし

API タイプ

SQL API

シンクテーブルでのデータの更新または削除

サポートされています

制限事項

Ververica Runtime(VVR)2.0.0 以降を使用する Apache Flink 用 Realtime Compute のみ、Blackhole コネクタをサポートしています。

構文

CREATE TABLE blackhole_sink(
  name VARCHAR,
  score BIGINT
) WITH (
  'connector' = 'blackhole'
);

既存のテーブルの定義に基づいて、LIKE 句を使用して Blackhole シンクテーブルを作成することもできます。 ステートメントの例:

CREATE TABLE blackhole_sink WITH ('connector' = 'blackhole')
LIKE table_source (EXCLUDING ALL);

WITH 句のパラメータ

パラメータ

説明

データ型

必須

デフォルト値

備考

connector

シンクテーブルのタイプ。

STRING

はい

デフォルト値なし

値を blackhole に設定します。

サンプルコード

CREATE TEMPORARY TABLE table_source(
  name VARCHAR,
  score BIGINT
) WITH (
  ...
);

CREATE TEMPORARY TABLE blackhole_sink(
  name VARCHAR,
  score BIGINT
) WITH (
  'connector' = 'blackhole'
);

INSERT INTO blackhole_sink SELECT * from table_source;