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Edge Security Acceleration:ランダム暗号化

最終更新日:Jun 19, 2025

ランダム暗号化を使用すると、ブラウザは暗号化された TLS 接続を介して HTTP URL にアクセスできます。 これにより、HTTPS 以外の Web サイトのセキュリティ体制が強化されます。

仕組み

ブラウザがオポチュニスティック暗号化が有効になっている Web サイトにアクセスすると、Edge Security Acceleration (ESA) のポイント オブ プレゼンス (POP) は、Alt-Svc HTTP 応答ヘッダーを追加して、Web サイトが TLS 経由の HTTP/2 などの安全な接続を介して、通常はポート 443 で利用可能であることをブラウザに通知します。 これにより、ブラウザは後続の接続に TLS を使用し、サーバー証明書が信頼できる認証局 (CA) によって署名されていることを確認できます。 検証に合格すると、ブラウザは HTTP/2 を使用して暗号化された接続を介してサーバーと通信します。 これにより、データ転送のセキュリティと効率が向上します。次に例を示します。

  • HTTPS と HTTP/2 が有効になっているドメイン名の場合、Alt-Svc: h2=":443"; ma=86400 が返されます。

  • HTTPS と HTTP/3 が有効になっているドメイン名の場合、Alt-Svc: h3=":443"; ma=86400 が返されます。

ランダム暗号化を有効にする

  1. ESA コンソールで、[Web サイト] を選択し、管理する Web サイト名をクリックします。

  2. 左側のナビゲーションウィンドウで、[SSL/TLS] > [エッジ証明書] を選択します。

  3. [ランダム暗号化] セクションで、スイッチをオンにします。

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