Edge Security Acceleration (ESA) は、異なるクエリ文字列を含むリクエスト URL ごとに異なるキャッシュを作成します。 パラメーターを無視した URL によるキャッシュの消去を選択すると、ESA は送信した URL に一致するすべてのキャッシュされたリソースをクリアし、URL 内のリクエストパラメーターは無視されます。
シナリオ
ファイルバージョン管理
説明: ウェブサイトには、画像、CSS ファイル、JavaScript ファイルなど、多数の静的リソースがあります。 これらのリソースの URL には、バージョン管理とキャッシュ制御に役立つさまざまなクエリパラメーターが含まれています。 リソースを更新するたびに、関連するキャッシュがすぐに無効になるようにする必要があります。 これにより、ユーザーは最新バージョンのリソースをフェッチできます。
例: 次の URL は、同じファイルの 2 つの異なるバージョンにリンクしています。
https://www.example.com/assets/style.css?v=1
https://www.example.com/assets/style.css?v=2
解決策:
https://www.example.com/assets/style.cssのように、クエリパラメーターのない URL を送信して、ファイルのすべてのバージョンのキャッシュをクリアします。
画像処理
説明: ウェブサイトは、サムネイルやさまざまなサイズの画像など、さまざまなクエリパラメーターに応じてさまざまな画像を生成する場合があります。 これらの画像が処理後にすぐに更新されて提供されるようにするには、関連するキャッシュをクリアする必要があります。
例: 次の URL は、2 つの異なるサイズの画像にリンクしています。
https://www.example.com/images/photo.jpg?size=small
https://www.example.com/images/photo.jpg?size=medium
解決策:
https://www.example.com/images/photo.jpgのように、クエリパラメーターのない URL を送信して、異なるパラメーターで生成されたすべてのバージョンのキャッシュをクリアします。
パラメーターを無視した URL によるキャッシュの消去
ESA コンソールで、[ウェブサイト] を選択し、管理するウェブサイトの名前をクリックします。
左側のナビゲーションウィンドウで、 を選択します。
[キャッシュ更新] タブで、消去設定を構成します。
[更新タイプ]: [パラメーターの無視] を選択します。
[入力モード]: [手動入力] または [ファイルをアップロード] を選択します。
[手動入力]
リクエストパラメーターを含まない URL を 1 つ以上入力します。 1 行に 1 つの URL を入力します。 一度に最大 100 個の URL を送信できます。 例:
https://www.example.com/cat.jpg https://www.example.com/image/cat.jpg[ファイルをアップロード]
多数の URL を消去する必要がある場合は、TXT ファイルで URL を指定し、バッチ消去のためにファイルをアップロードできます。 1 行に 1 つの URL を入力します。 TXT ファイルのサイズは 10 MB を超えることはできません。
[更新方法]: [期限切れとしてマーク] または [削除] を選択します。
[期限切れとしてマーク]
リクエストされたコンテンツが消去対象として送信したリソースの 1 つである場合、最も近い POP はオリジンサーバー上のリソースの Last-Modified パラメーターを確認します。 パラメーター値がキャッシュされたリソースのパラメーター値と同じである場合、POP はキャッシュされたリソースを提供します。 それ以外の場合、キャッシュされたリソースは期限切れと見なされます。 この場合、POP はオリジンサーバーから最新バージョンをフェッチし、クライアントに配信し、キャッシュを新しいバージョンで更新します。
[削除する]
リクエストされたコンテンツが消去対象として送信したリソースの 1 つである場合、最も近い POP はオリジンサーバーから最新バージョンをフェッチし、クライアントに配信し、キャッシュを新しいバージョンで更新します。

[送信する] をクリックします。
消去の進行状況を表示します。
[レコード更新] タブで、消去タスクの進行状況と詳細を表示できます。 消去タスクは、進行状況が 100% に達すると完了です。 所要時間は、消去するオブジェクトの数によって異なります。
消去のために [ファイルのアップロード] を選択した場合は、[アップロードレコード] タブでアップロードステータスを表示できます。 ファイルがアップロードされると、消去タスクが開始されます。 [レコード更新] タブで各ファイルの消去ステータスを表示できます。

可用性
クォータ | Entrance | Pro | Premium | Enterprise |
1 日あたりの上限 (単位:件) | サポートされていません | サポートされていません | サポートされていません | 500 |