このトピックでは、デフォルトの起動オプションとして機能するWindowsオペレーティングシステムがElastic Compute Service (ECS) インスタンスで起動できないという問題の原因と解決策について説明します。
問題の説明
ECSインスタンスのデフォルトの起動オプションとして機能するWindowsオペレーティングシステムが起動に失敗しました。 別のスタートアップオプションを選択すると、インスタンスは期待どおりに起動できます。
原因
インスタンスのデフォルトの起動オプションが異常で、オペレーティングシステムが期待どおりに起動できない可能性があります。
解決策
仮想ネットワークコンピューティング (VNC) を使用してインスタンスに接続します。
詳細については、「VNCを使用したインスタンスへの接続」をご参照ください。
スタートアップオプションメニューで通常のスタートアップオプションを選択します。
管理者としてWindows PowerShellまたはCLIツール (cmd) を実行します。
次のコマンドを実行して、すべての起動オプションの識別子を表示します。
bcdedit /enumすべて
次の図に示すidentifier文字列は、起動オプションの識別子です。
デフォルトの起動オプションとして通常の起動オプションを指定します。
次のいずれかの方法を使用して、デフォルトの起動オプションを設定できます。
説明次のコマンドの
d7b2481f-65a5-11ee-82d5-************
を、ステップ4で取得した通常のスタートアップオプション識別子のいずれかに置き換えます。Windows PowerShell:
bcdedit.exe /default "{d7b2481f-65a5-11ee-82d5-************}"
CLIツール:
bcdedit /default {d7b2481f-65a5-11ee-82d5-************}
インスタンスを再起動して、上記の設定を有効にします。
詳細は、「インスタンスの再起動」 をご参照ください。
ECS インスタンスに接続します。 期待どおりにECSインスタンスに接続できれば、上記の問題は解決されます。
詳細については、「パスワードまたはキーを使用したWindowsインスタンスへの接続」をご参照ください。