ApsaraDB for Redis コンソールでは、指定された期間のスローログを表示します。それにより、パフォーマンスの問題を解決する手がかりを見つけ、リクエストを最適化することができます。
背景
ApisaraDB for Redis はスローログを使用して、長時間実行されるリクエストを記録します。 コマンドが slowlog-log-slow-than パラメーター(マイクロ秒単位)で指定されたしきい値より長い時間実行された場合、コマンドはスローログに記録されます。 ApisaraDB for Redisでは、slowlog-log-slower-than パラメーターのデフォルト値は 10,000 μs、つまり 10 ms です。
slowlog-max-len パラメーターは、ApsaraDB for Redis インスタンスによって保存されるスローログの最大数を指定します。 デフォルトでは、 ApsaraDB for Redis インスタンスには 128 個のスローログが保存されます。
注 このパラメーターの設定方法については、「パラメーター設定」をご参照ください。 必要でない限り、 slowlog-log-slow-than パラメーターのデフォルト値を変更しないことを推奨します。
インスタンスのスローログを表示するには、ApsaraDB for Redis コンソールにログインし、左側のナビゲーションペインから[ログ] > [スローログ] を選択します。
コンソールでスローログを表示する
制限事項
- ApsaraDB Redis インスタンスのエンジンバージョンは、4.0 以降です。
- ApsaraDB for Redis インスタンスののマイナーバージョンは最新です。
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注 インスタンスのバージョンがスローログのクエリを使用する条件を満たしていない場合、スローログ機能を使用するためにバージョンをアップグレードする必要があります。必要に応じて、メジャーバージョンまたはマイナーバージョンをアップグレードします。 詳細については、「マイナーバージョンのアップグレード」と「メジャーバージョンのアップグレード」をご参照ください。
手順
- ApsaraDB for Redis コンソールにログインします。
- 上部のナビゲーションバーの左上の箇所で、対象インスタンスが存在するリージョンを選択します。
- [インスタンスリスト] ページで、対象インスタンス ID か、対象インスタンスに対応する [操作] 列の [管理] をクリックします。
- [インスタンス情報] ページで、左側のナビゲーションペインから を選択します。
- スローログページで、[クエリ時間] の横のカレンダーアイコンをクリックし、時間オプションを選択するか、開始時間と終了時間を設定し、 [OK] をクリックします。
注 クラスターエディションの ApsaraDB for Redis インスタンスを使用する場合、クエリ時間の横のデータノードをクリックし、対象ノードを選択します。
DMS でスローログを表示する
手順
- DMS を使用してインスタンスへログインします。
- 上部のナビゲーションバーから [パフォーマンスを選択] > [スローログ] を選択します。
- [現在のログ] タブで、リストにスローログを表示します。