インスタンスの再起動時に ECS インスタンスに NAS ファイルシステムを自動的にマウントするように ECS インスタンスの設定ファイルを変更できます。

以下の2つの方法を使用して、Linux で自動マウントを設定できます。

/etc/fstab ファイルを設定 (推奨)

初めて ECS インスタンスに接続した後、次のコマンドをインスタンスの /etc/fstab 設定ファイルに追加します。

fid-xxxx.cn-hangzhou.nas.aliyuncs.com:/ /mnt  nfs4 vers=4.0,rsize=1048576,wsize=1048576,hard,timeo=600,retrans=2,_netdev,noresvport 0 0

コマンドのパラメーターについて、次の表に説明します。

パラメーター 説明
_netdev ネットワークの準備が整う前にクライアントがファイルシステムをマウントできないようにします。
0 (noresvport の後の最初の値) 値が 0 以外の場合は、ファイルシステムがダンプによってバックアップされていることを示します。 NAS ファイルシステムの場合、この値は 0 です。
0 (noresvport の後の2番目の値) ECS インスタンスの起動時に fsck がファイルシステムをチェックする順序を示します。 NAS ファイルシステムの場合、この値は 0 にする必要があります。つまり、ECS インスタンスの起動時に fsck はファイルシステムをチェックしません。

/etc/rc.local ファイルを設定

初めて ECS インスタンスに接続した後、インスタンスの /etc/rc.local 設定ファイルにマウントコマンドを追加します。

たとえば、NFSv4 ファイルシステムを自動的にマウントしたい場合は、次のコマンドを追加します。
sudo mount -t nfs -o vers=4.0,rsize=1048576,wsize=1048576,hard,timeo=600,retrans=2,_netdev,noresvport fid-xxxx.cn-hangzhou.nas.aliyuncs.com:/ /mnt
  • このコマンドでは、fid-xxxx.cn-hangzhou.nas.aliyuncs.com はマウントポイントのドメイン名です。 マウントコマンドの詳しい情報は、Linux で NFS ファイルシステムをマウントするをご参照ください。
  • /etc/rc.local ファイルを設定する前に、/etc/rc.local ファイルおよび /etc/rc.d/rc.local ファイルへの実行アクセス権があることをご確認ください。