ローカルディスクは、ECS インスタンスがホストされている物理サーバー (ホストマシン) に接続されているディスクです。 高い I/O パフォーマンスを必要とする業務シナリオ向けに設計されています。 ローカルディスクは、インスタンスに対してローカルストレージおよびアクセスを提供し、低遅延、高ランダム IOPS、高スループットおよびコスト効果の高いパフォーマンスが特徴です。

ローカルディスクは 1 つの物理サーバーに接続されているため、データの信頼性は物理サーバーの信頼性に依存します。これは、お使いのアーキテクチャの単一障害点になります。 データの可用性を保証するために、アプリケーション層にデータ冗長性を実装することを推奨します。

警告 データストレージ用ローカルディスクの使用はデータ損失のリスクがあります (たとえば、ホストマシンがダウンした場合) 。 そのため、長期の持続を必要とするデータをローカルディスクに保存しないことを推奨します。 お使いのアプリケーションに対してデータ信頼性アーキテクチャがない場合は、 「クラウドディスクまたは共有ブロックストレージ」により 利用する ECS を構築することを強く推奨します。

ここでは、ローカルディスクおよびローカルディスクをサポートするインスタンスに関する情報を詳しく解説します。 以前の世代のローカル SSD ディスクを使用している場合、「前世代ディスクのローカル SSD ディスク」をご参照ください。

ディスクタイプ

現在、Alibaba Cloud により 2 つのタイプのローカルディスクが提供されています。

  • ローカル NVMe SSD: このディスクは以下のタイプファミリーのインスタンスとともに使用されます: "i2"、"i1" および "gn5"。 インスタンスファミリータイプ "i1" および "i2" に提供するシナリオは以下になります。

    • オンライン業務を提供し、I/O集約型アプリケーションに対してブロックレベルストレージ上で低遅延および高 I/O パフォーマンス要件を持つ、オンラインゲーム、e-ビジネス、ライブストリーミングおよび他の業界
    • NoSQL 非リレーショナルデータベース、MPP データウェアハウスおよび分散ファイルシステムのような、ストレージの I/O パフォーマンスおよびアプリケーション層の可用性に高い要件を持つ業務シナリオ
  • Local SATA HDD: このディスクは "d1ne" および "d1" タイプファミリーのインスタンスとともに使用されます。 大規模データストレージ向けにビッグデータコンピューティングおよびストレージ解析を必要とする業務、およびオフラインコンピューティング業務のシナリオに適用できます。 インスタンスストレージパフォーマンス、インスタンスストレージ容量、およびインスタンスイントラネット帯域幅に渡る、分散コンピューティング業務モデル (Hadoop フレームワークで構築された業務モデルなど) のニーズを完全に満たします。

ローカル NVMe SSD のパフォーマンス

"i1" ECS インスタンスのローカル NVMe SSDのパフォーマンスは、以下の表のようになります。

パラメーター ローカル NVMe SSD
最大容量

シングルディスク: 1,456 GiB

合計: 2,912 GiB

最大 IOPS

シングルディスク: 240,000

合計: 480,000

最大スループット

1 つのディスクあたりのリードスループット: 2 GBps

合計リードスループット: 4 GBps

1 つのディスクあたりのライトスループット: 1.2 GBps

合計ライトスループット: 2.4 GBps

シングルディスクパフォーマンス* 書き込みパフォーマンス:
  • シングルディスク IOPS: IOPS = min{165 * 容量, 240,000}
  • シングルディスクスループット: スループット = min{0.85 * 容量, 1,200} MBps
読み取りパフォーマンス:
  • シングルディスク IOPS: IOPS = min{165 * 容量, 240,000}
  • シングルディスクスループット: スループット = min{1.4 * 容量, 2,000} MBps
アクセス遅延 マイクロ秒レベル

* シングルディスクパフォーマンスの計算方法は以下のようになります:

  • 1 つのローカル NVMe SSD の書き込み IOPS: 1 GiB あたり 165 IOPS、最大 240,000 IOPS
  • 1 つのローカル NVMe SSD の書き込みスループット: 1 GiB あたり 0.85 MBps、最大 1,200 Mbit/s

ローカル SATA HDD のパフォーマンス

"d1ne" または "d1" ECS インスタンスのローカル SATA HDDのパフォーマンスは、以下の表のようになります。

パラメーター ローカル SATA HDD
最大容量

シングルディスク: 5,500 GiB

1 インスタンスごとの合計容量: 154,000 GiB

最大スループット

シングルディスク: 190 MBps

1 インスタンスごとの合計スループット: 5,320 MBps

アクセス遅延 ミリ秒レベル

課金

ローカルディスクは、接続されているインスタンスに応じて請求されます。 インスタンスの課金方法について詳しくは、サブスクリプションおよび従量課金をご参照ください。

ライフサイクル

ローカルディスクは、接続されているインスタンスと同じライフサイクルを持ちます。 これは、以下を意味します。

  • ローカルストレージを持ったインスタンスの作成時のみ、ローカルディスクを作成できます。 ローカルディスクの容量は、ECS インスタンスタイプにより決定されます。 容量の加増または削減はできません。
  • インスタンスがリリースされると、ローカルディスクもリリースされます。

インスタンス操作

ローカルストレージを持つインスタンス上の操作が、ローカルディスク上のデータの状態にどのように影響するかについての詳細は、以下のようになります。

操作 ローカルディスク上のデータの状態 結果
オペレーティングシステム内での再起動/ ECS コンソールでの再起動または強制再起動 保持 ストレージボリュームおよびローカルディスク上のデータの両方が保持されます。
オペレーティングシステム内でのシャットダウン/ ECS コンソールでの停止または強制停止 保持 ストレージボリュームおよびローカルディスク上のデータの両方が保持されます。
ECS コンソールでのリリース 消去 ローカルディスク上のストレージボリュームが消去され、ローカルディスク上のデータは保持されません。
ダウンタイムでの移行 消去 ローカルディスク上のストレージボリュームが消去され、ローカルディスク上のデータは保持されません。
サービス停止 (インスタンスのコンピューティングリソースがリリースされる前) 保持 ストレージボリュームおよびローカルディスク上のデータの両方が保持されます。
サービス停止 (インスタンスのコンピューティングリソースがリリースされた後) 消去 ローカルディスク上のストレージボリュームが消去され、ローカルディスク上のデータは保持されません。

関連する操作

ECS インスタンスにローカルディスクが接続されている場合は、インスタンスを接続し、「ディスクの初期化」を行う必要があります。 クラウドディスクとは異なり、ローカルディスク上で以下の操作を実行できません。

  • 空のローカルディスクの独立した作成、またはスナップショットからのローカルディスクの作成
  • ECS コンソールでのローカルディスクの接続
  • ローカルディスクの接続解除およびリリース
  • ローカルディスクサイズの加増
  • ローカルディスクの再初期化
  • ローカルディスク用スナップショットの作成、およびローカルディスクのロールバックのためのスナップショットの利用