OSS でサポートされているイベント通知機能は 、気になる OSS リソース上の関連する操作をタイムリーに通知する機能です。 例

  • "新しいデータが、画像コンテンツ共有プラットフォーム、オーディオおよびビデオプラットフォームから OSS にアップロードされました。"
  • "OSS の関連コンテンツが更新されました。"
  • "OSS 上の重要なファイルが削除されます。"
  • "OSS 上のデータの同期が完了しました。"

OSS イベント通知は非同期であり、通常の OSS 操作には影響しません。 イベント通知の設定は、ルールメッセージ通知 の 2 つの機能で構成されています。

  • ルール: OSS がいつメッセージ通知を行うかを設定するために使用されます。
  • メッセージ通知: Ali cloud メッセージングサービス MnS の実装に基づいて、さまざまな通知方法が提供されます。

次の図に、OSS イベント通知の全体的なアーキテクチャを示します。

メソッドの作成

  1. OSS コンソールにログインします。
  2. 左側のストレージスペースのリストで、対象のストレージスペース名をクリックして、ストレージスペース概要ページを開きます。
  3. [イベント通知] タブをクリックし、[ルールの作成] をクリックして [ルールの作成] ページを見つけます。

  4. [ルール名] ボックスにルール名を入力します。
    • 同じ製品の同じリージョンに最大 10 個のルールを作成できます。新しいルールは約 10 分で有効になります。
    • 2 つのルール間には共通部分を含めることはできず、2 つのリソースの記述では共通部分を含めることはできません。
  5. [リソースの記述] フィールドで、[追加] をクリックし、 1 つ以上のリソースの記述を追加します。
    • リソースの記述: フルネーム、プレフィックス、サフィックス、プレサフィックスを使用できます。各リソースの記述に、共通部分を含めることはできません。
      • フルネーム: オブジェクトに正確に把握するために、オブジェクトのフルネームを入力します。
      • プレサフィックス: バケット内のオブジェクトの全部または一部に着目して、オブジェクトのプレサフィックスを設定します。 たとえば、nightbucket という名前のバケットの場合、
        • プレフィックスとサフィックスは記入しません。
        • movie というディレクトリ内のすべてのファイルで、プレフィックスに "movie/ と入力しますが、サフィックスは入力しません。
        • すべての .jpg 画像は、 プレフィックスを空のままにし、 サフィックスを .jpg とします。
        • movie ディレクトリ下の mp3 形式のビデオでは、movie/ のプレフィックスに ".mp3" を付けます。
    • OSS リソースには、"/" で繋がれたバケットとオブジェクトが含まれています。 バケット ("movie") とオブジェクト ("hello. avi") を例にとります。
      • フルネーム: movie/hello.avi;
      • プレフィックスとサフィックス: "movie/" をプレフィックスに、"avi" をサフィックスにしていることは、movie内のすべてのオブジェクトのサフィックスに .avi が付いていることを意味します。
  6. [イベントの種類] のドロップダウンリストで、メッセージの通知が必要な イベントを 1 つ以上選択します。
    • イベントタイプは OSS リソースのさまざまな操作に対応します。特定のタイプと意味については、以下のイベントタイプのリストをご参考ください。
    • 通知をトリガーしたいイベントを複数選択できます。 同じイベントを同じリソースに複数回構成することはできません。
  7. [受信端末] フィールドで、 [追加] をクリックし、受信端末を1 つ以上追加します。
    • OSS イベント通知機能は、操作ルールが一致した後にメッセージの記述を生成し、 メッセージを MNS のトピックにパブリッシュした後、そのトピックのサブスクリプションに従ってメッセージを特定の受信端末にプッシュします。
    • MnS 用の HTTP プッシュメッセージを処理し、キューからメッセージを実行する方法については、 「メッセージサービスプロダクト の概要」をご参照ください。

イベントタイプの一覧

イベントタイプの意味
ObjectCreated:PutObject ファイルの作成と上書き: 簡易アップロード
ObjectCreated:PostObject ファイルの作成と上書き: フォームのアップロード
ObjectCreated:CopyObject ファイルの作成と上書き: ファイルのコピー
ObjectCreated:InitiateMultipartUpload ファイルの作成と上書き: マルチパートアップロードタスクの初期化
ObjectCreated:UploadPart マルチパートのアップロード
Objectcreated:sealadpartcopy 既存ファイルからデータをコピーしてマルチパートをアップロード
ObjectCreated:CompleteMultipartUpload ファイルの作成と上書き: マルチパートアップロードの完了
ObjectCreated:AppendObject ファイルの作成と上書き: アップロードの追加
ObjectDownloaded:GetObject 簡易ダウンロード
ObjectRemoved:DeleteObject 1 つのファイルの削除
ObjectRemoved:DeleteObjects 複数のファイルの削除
ObjectReplication:ObjectCreated 同期ファイルの生成
ObjectReplication:ObjectRemoved 削除済みファイルの同期
ObjectReplication:ObjectModified 変更ファイルの同期