AnalyticDB for PostgreSQL は、「Create Library/Drop Library」コマンドを導入しており、ユーザーはカスタムソフトウェアパッケージのインポートが可能です。このコマンドを使用して作成される PL/Java UDF の例については、「PL/Java UDF の使用方法」をご確認ください。
このドキュメントでは、「Create/Drop Library」コマンドの使用方法を説明します。
構文
CREATE LIBRARY library_name LANGUAGE [JAVA] FROM oss_location OWNER ownername
CREATE LIBRARY library_name LANGUAGE [JAVA] VALUES file_content_hex OWNER ownername
DROP LIBRARY library_name
パラメーターの説明:
library_name
:インストールするライブラリの名前。インストールするライブラリの名前が、既存のライブラリ名と競合する場合、既存のライブラリを削除してから新しいライブラリをインストールする必要があります。LANGUAGE [JAVA]
:使用する言語。PL/Java のみサポートされています。oss_location
:パッケージファイルの場所。OSS バケットとオブジェクト名を指定できます。オブジェクトは 1 つだけ指定可能です。圧縮ファイルをオブジェクトに指定してはなりません。形式は以下のとおりです。oss://oss_endpoint filepath=[folder/[folder/]...]/file_name id=userossid key=userosskey bucket=ossbucket
file_content_hex
:ファイルの内容。バイトストリームは、16 進表記です。たとえば、73656c6563742031
は、「select 1」の 16 進のバイトストリームを示します。この構文を使用すると、OSS を使用しなくてもパッケージファイルを直接インポートできます。ownername
:ユーザーを指定します。DROP LIBRARY
:ライブラリを削除します。
例
JAR パッケージ
analytics.jar
をインストールします。create library example language java from 'oss://oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com filepath=analytics.jar id=xxx key=yyy bucket=zzz';
ファイルの内容を直接インポートし、バイトストリームを 16 進表記します。
create library pglib LANGUAGE java VALUES '73656c6563742031' OWNER "myuser";
ライブラリを削除します。
drop library example;
インストールされたライブラリを表示します。
select name, lanname from pg_library;