AnalyticDB for PostgreSQL は、Greenplum Database をベースとして開発され、拡張機能によってさらに強化されています。このドキュメントでは、拡張機能の種類と、拡張機能の作成方法や削除方法について説明します。
拡張機能の種類
AnalyticDB for PostgreSQL は、次の拡張機能をサポートしています。
PostGIS:地理情報データをサポートします。
MADlib:機械学習に関する関数ライブラリをサポートします。
fuzzystrmatch:文字列のあいまい一致をサポートします。
orafunc:一部の Oracle 関数をサポートします。
oss_ext:OSS からのデータの読み込みをサポートします。
hll:HyperLogLog アルゴリズムを使用した統計分析の実行をサポートします。
pljava:PL/Java のユーザー定義関数 (UDF) のコンパイルをサポートします。
pgcrypto:暗号化関数をサポートします。
intarray:整数配列関連の関数、演算子、インデックスをサポートします。
拡張機能の作成
次のコマンドを実行して、拡張機能を作成します。
CREATE EXTENSION <extension name>;
CREATE SCHEMA <schema name>;
CREATE EXTENSION IF NOT EXISTS <extension name> WITH SCHEMA <schema name>;
注:次の例に示すように、plpythonu 拡張機能を作成してから、MADlib 拡張機能を作成する必要があります。
CREATE EXTENSION plpythonu;
CREATE EXTENSION madlib;
拡張機能の削除
次のコマンドを実行して、拡張機能を削除します。
注:他のオブジェクトが拡張機能に依存している場合、CASCADE キーワードを追加して、依存関係をすべて削除する必要があります。
DROP EXTENSION <extension name>;
DROP EXTENSION IF EXISTS <extension name> CASCADE;