ブラウザの同一オリジンポリシーにより、データが交換されたり、異なるドメイン名間でリソースが共有されたりすると、クロスオリジンリクエストが拒否される場合があります。 この問題を解決するには、クロスオリジンリソース共有 (CORS) ルールを設定します。 CORSルールでは、リクエストを送信できるドメイン名、クロスオリジンリクエストの送信に使用できるメソッド、および許可されるヘッダーを指定できます。
使用上の注意
このトピックでは、中国 (杭州) リージョンのパブリックエンドポイントを使用します。 OSSと同じリージョンにある他のAlibaba CloudサービスからOSSにアクセスする場合は、内部エンドポイントを使用します。 OSSリージョンとエンドポイントの詳細については、「リージョンとエンドポイント」をご参照ください。
このトピックでは、アクセス資格情報は環境変数から取得します。 アクセス資格情報の設定方法の詳細については、「アクセス資格情報の設定」をご参照ください。
このトピックでは、OSSエンドポイントを使用してOSSClientインスタンスを作成します。 カスタムドメイン名またはSTS (Security Token Service) を使用してOSSClientインスタンスを作成する場合は、「初期化」をご参照ください。
CORSルールを設定するには、
oss:PutBucketCors
権限が必要です。 CORSルールを照会するには、oss:GetBucketCors
権限が必要です。 CORSルールを削除するには、oss:DeleteBucketCors
権限が必要です。 詳細については、「RAMユーザーへのカスタムポリシーのアタッチ」をご参照ください。
CORS ルールの設定
次のサンプルコードは、特定のバケットにCORSルールを設定する方法の例を示しています。
# -*-コーディング: utf-8 -*-
oss2のインポート
oss2.credentialsからEnvironmentVariableCredentialsProviderをインポート
oss2.modelsからBucketCors、CorsRuleをインポート
# 環境変数からアクセス資格情報を取得します。 サンプルコードを実行する前に、環境変数OSS_ACCESS_KEY_IDとOSS_ACCESS_KEY_SECRETが設定されていることを確認してください。
auth = oss2.ProviderAuth(EnvironmentVariableCredentialsProvider())
# バケットが配置されているリージョンのエンドポイントを指定します。 たとえば、バケットが中国 (杭州) リージョンにある場合、エンドポイントをhttps://oss-cn-hangzhou.aliyuncs.comに設定します。
# バケットの名前を指定します。 例: examplebucket.
bucket = oss2.Bucket(auth, 'https:// oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com ', 'examplebucket')
rule = CorsRule(allowed_origins=['*']) 、
allowed_methods=['GET', 'HEAD'],
allowed_headers=['*'],
max_age_seconds=1000)
# 同じ名前の既存のルールが上書きされます。
bucket.put_bucket_cors ([ルール])
CORSルールの照会
次のサンプルコードは、特定のバケットのCORSルールを照会する方法の例を示しています。
# -*-コーディング: utf-8 -*-
oss2のインポート
oss2.credentialsからEnvironmentVariableCredentialsProviderをインポート
# 環境変数からアクセス資格情報を取得します。 サンプルコードを実行する前に、環境変数OSS_ACCESS_KEY_IDとOSS_ACCESS_KEY_SECRETが設定されていることを確認してください。
auth = oss2.ProviderAuth(EnvironmentVariableCredentialsProvider())
# バケットが配置されているリージョンのエンドポイントを指定します。 たとえば、バケットが中国 (杭州) リージョンにある場合、エンドポイントをhttps://oss-cn-hangzhou.aliyuncs.comに設定します。
# バケットの名前を指定します。 例: examplebucket.
bucket = oss2.Bucket(auth, 'https:// oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com ', 'examplebucket')
トライ:
cors = bucket.get_bucket_cors()
oss2.exceptionsを除きます。NoSuchCors:
印刷 (「コアは設定されていません」)
else:
for rule in cors.rules:
print('AllowedOrigins={0}'.format(rule.allowed_origins))
print('AllowedMethods={0}'.format(rule.allowed_methods))
print('AllowedHeaders={0}'.format(rule.allowed_headers))
print('ExposeHeaders={0}'.format(rule.expose_headers))
print('MaxAgeSeconds={0}'.format(rule.max_age_seconds))
CORS ルールの削除
次のサンプルコードは、特定のバケットのすべてのCORSルールを削除する方法の例を示しています。
# -*-コーディング: utf-8 -*-
oss2のインポート
oss2.credentialsからEnvironmentVariableCredentialsProviderをインポート
# 環境変数からアクセス資格情報を取得します。 サンプルコードを実行する前に、環境変数OSS_ACCESS_KEY_IDとOSS_ACCESS_KEY_SECRETが設定されていることを確認してください。
auth = oss2.ProviderAuth(EnvironmentVariableCredentialsProvider())
# バケットが配置されているリージョンのエンドポイントを指定します。 たとえば、バケットが中国 (杭州) リージョンにある場合、エンドポイントをhttps://oss-cn-hangzhou.aliyuncs.comに設定します。
# バケットの名前を指定します。 例: examplebucket.
bucket = oss2.Bucket(auth, 'https:// oss-cn-hangzhou.aliyuncs.com ', 'examplebucket')
bucket.de lete_bucket_cors()
参考資料
CORSルールを管理するための完全なサンプルコードについては、『GitHub』をご参照ください。
CORSルールを設定するために呼び出すことができるAPI操作の詳細については、「PutBucketCors」をご参照ください。
CORSルールを照会するために呼び出すAPI操作の詳細については、「GetBucketCors」をご参照ください。
CORSルールを削除するために呼び出すことができるAPI操作の詳細については、「DeleteBucketCors」をご参照ください。