クールダウン時間
クールダウン時間は、スケーリンググループのスケーリングアクティビティが正常に実行された後の、他のアクティビティを一切実行できない期間を指します。
クールダウン時間中は、CloudMonitor アラームタスクのスケーリングアクティビティのリクエストが拒否されます。手動で実行したスケーリングルールやスケジュール済みタスクなど、その他のタスクでは、クールダウン時間の終了まで待機することなくスケーリングアクティビティをすぐにトリガーできます。
クールダウン時間中は、対応するスケーリンググループだけがロックされます。他のスケーリンググループに対して設定されているスケーリングアクティビティは実行できます。
スケーリングルールで指定されているクールダウン時間と、スケーリンググループのデフォルトのクールダウン時間が同時に使用可能な場合、前者が優先されます。
複数のインスタンスがスケーリンググループに追加または削除された場合、クールダウン時間は最後のインスタンスがスケーリンググループに追加または削除された後に開始されます。
スケーリングアクティビティによって 1 つ以上の ECS インスタンスが追加または削除された場合、クールダウン時間は最後の ECS インスタンスが追加または削除された後に開始されます。
- スケーリングアクティビティによって ECS インスタンスが正常に追加または削除されなかった場合、クールダウン時間は開始されません。
スケーリンググループを無効化した後に再び有効化しても、クールダウン時間は有効にはなりません。たとえば、スケーリングアクティビティが午後 12 時に完了し、クールダウン時間が 15 分間あるとします。そしてスケーリンググループを無効化してから再び有効化したとします。この場合、クールダウン時間は有効ではなくなっています。そのため、スケーリングアクティビティをトリガーするリクエストが午後 12 時 3 分に CloudMonitor から送信された場合、リクエストされたスケーリングアクティビティは実行されます。